恋愛・結婚

「浮気を許さなければよかった」出産後に豹変した妻と離婚したい夫の悩み

 もしもあの時こうしていれば……。恋愛や結婚、就職、転職、金銭関係など、過去を振り返ってみれば、誰でも後悔のひとつやふたつはあるはずだ。やり直しはきかない。我々は“経験”から学び、今を生きねばならないのである。では、市井の人々が胸に抱える「人生最大の失敗・後悔」とは? そして、その出来事から得た教訓とは? 何かしら参考になる部分もあるかもしれない——。  夫婦において大きな離婚理由となりうる不貞行為。知った時点で問答無用で別れを決意する人もいれば、謝罪を受け入れて関係を再構築するケースも少なくない。しかし、一度浮気をした者は、何度も繰り返すとも言われている。また、月日が経つにつれて過ちをなかったかのように振舞い、パートナーを虐げようとする者もいる。
浮気

※写真はイメージです。以下同(Photo by Adobe Stock)

 大野隆幸さん(仮名・40歳)は、大手自動車部品メーカーの社員。31歳のとき、友人主催の飲み会で知り合った3歳年下の女性と1年半の交際を経てゴールイン。相手の希望もあり、3年間は子供を作らずに将来のための貯金をしようと決めていたが、結婚2年目に浮気していたことを知ったという。

情を捨てきれずに浮気を許してしまった

「友人が街で知らない男性と彼女が手を繋いで歩いているところを見て、丁寧にスマホで撮った画像付きで送ってくれたんです。私には『残業で遅くなるから』と言っていたのに。  ラブホに出入りする瞬間やキス写真ではなかったので証拠としては弱かったのですが、感情的になってしまった当時の私は彼女にそれを突きつけて『コイツは誰だ!』と迫りました。ただ、このときは私が珍しく怒りを露わにしたからか浮気を認め、泣きながら謝ってきました」  それでもこのときはまだ彼女への未練も残っており、悩んだ末に許してしまったとか。再構築を選んだ大野さんと妻の間には翌年長女、さらに2年後に長男が誕生。2人の子供に恵まれ、第一子妊娠を機に仕事を辞めた彼女も専業主婦として育児や家事をして支えてくれていたそうだ。

出産を機に態度が豹変

 ところが、長男出産を機に少しずつ妻にも変化が。夫の収入が少ないと不満を持つようになり、見下したり小馬鹿にするような尊大な態度を取り始めたのだ。 「育児のストレスで大変なのかなと思って窘めはしましたけど、怒ったりはしませんでした。でも、これがマズかったのかもしれません。それに『安月給!』なんて文句を言われましたが、30代後半の時点で年収は800万円超。上を見ればキリはないですが、同年代の中ではそれなりに稼ぎがあったほうなんですけどね」
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過去の罪をなかったかのように振舞う妻
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ビジネスや旅行、サブカルなど幅広いジャンルを扱うフリーライター。リサーチャーとしても活動しており、大好物は一般男女のスカッと話やトンデモエピソード。4年前から東京と地方の二拠点生活を満喫中。

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