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ゴルフスイングの”ハンドファースト”が身につく簡単ドリル/三觜喜一

ハンドファーストができていないと打てないドリル

 このハンドファーストの感覚を身につけるドリルで使用するクラブはサンドウェッジ(以下、SW)。本来ティーアップしたボールをSWで打つことなどまずありませんが、このドリルではドライバーを打つときと同じぐらいの高さにティーアップしたボールを「第一振り子」に「第二振り子」の動きを加えて打つんです。 誰も知らなかったゴルフの真実 振り幅はハーフスイング程度で構いません。もちろん、手先だけで打ちにいったり、フェース面を固定して当てにいくのは断固NG。ヒジから先の前腕を回して、しっかりとヘッドを左(目標方向)に旋回させ、「第二の振り子」も使ってスピードを上げながら、クラブが地面と水平になるぐらいまで振り抜いていきます。

ハンドファーストができていないとまともに飛ばない

 高くティーアップしたボールをSWで打つ理由は、ハンドファーストの形ができていないとボールをろくにフェースで捉えることができないから。SWはロフト角の大きなクラブですから、ハンドファーストの形で、ロフトが立った状態で打たないと、フェースがボールの下を通過したり、フェースの上っ面や刃に当たってまともに飛んでくれません。正しいハンドファーストを身につけるために、ロフトを立て、ティーアップしたボールを低い弾道で飛ばすことを心がけてトライしてみましょう。 誰も知らなかったゴルフの真実 また、インパクト後は写真のようにヘッドのトウ(先端)が上を向き、自分の体のほうを向いていたグリップのロゴが目標方向を向いていればOK。シャフトを軸に、ヘッドがしっかり旋回できている証拠です。フォローでトウが上を向いていても、グリップのロゴが自分のほうを向いたままだと、ヘッドは1ミリも旋回していません。  ゴルフがうまくなりたいのなら、練習場で気持ちよくドライバーを振りたい気持ちを抑えてウェッジでティーアップしたボールを打つ。これが、最短距離で上達するために欠かせない鉄則なのです。 【Lesson08 結論】 正しいハンドファーストはサンドウェッジで身につける 構成/舟山俊之
みつはしよしかず●’74年、神奈川県生まれ。日本プロゴルフ協会認定ティーチングプロA級。ジュニア育成、ツアープロコーチとしても活躍。YouTubeの「三觜喜一MITSUHASHI TV」は登録者数41万人超

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【過去記事を参照 Lesson 1~41、82~】⇒日刊SPA!
【過去記事を参照 Lesson 42~81】⇒bizSPA!
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