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ほとんどのアマチュアゴルファーが正しくフェースターンできていない/三觜喜一

 教える側の経験則や主観で語られてきた既存の指導法とは一線を画す論理的なレッスンで、YouTubeチャンネル登録者数37万人とゴルファーから絶大な人気を誇るティーチングプロの三觜喜一氏。3月には「自身の集大成」と位置付けるゴルフレッスン本『誰も知らなかったゴルフの教科書』が発売される。そんな彼が『週刊SPA!』で1年半に渡って繰り広げてきた“誌上レッスン”をここに公開!
三觜喜一氏

三觜喜一氏(日本プロゴルフ協会認定ティーチングプロA級)

Lesson07 まっすぐ飛ばすには欠かせないフェースターンを正しく行う

 さて、今回で7回目を迎える「ゴルフの真実」ですが、おかげさまでたくさんの反響や読者からの質問が届いています。そこで今回は、ここまでのおさらいも兼ねてとくに正しく理解しておくべきポイントに対する質問やギモンにお答えしていきます。

フェースは“返す”のではなく“旋回させる”もの

「“フェースを旋回させる”という表現がよく出てきますが、世間一般で言われる“フェースを返す”という表現と同じ意味ですか?」  そんな声がいくつか寄せられました。たしかに、僕はこれまでゴルフクラブの特性やゴルフというスポーツの原理原則について話すとき、フェースを“返す”ではなく“旋回させる”という言葉を使ってきました。これまでのゴルフ界では「フェースを返せ」「むしろ返さないほうがいい」などとしきりに議論されてきましたが、どちらにせよ“返す”という表現はアマチュアゴルファーに大きな誤解を与える危険性があるからです。 「フェースを返せ」と言われると、多くのアマチュアは、手首を交差させてヘッドを目標方向、グリップエンドを目標と反対方向に向ける動きをしています(下記写真参照)。こうするとヘッドが返っているように見えますが、写真のように左手首が甲側に折れると、逆にフェースは開いてしまい、ボールは永遠につかまりません。 誰も知らなかったゴルフの真実
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アマチュアの多くがフェースを正しく返せていない
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みつはしよしかず●’74年、神奈川県生まれ。日本プロゴルフ協会認定ティーチングプロA級。ジュニア育成、ツアープロコーチとしても活躍。YouTubeの「三觜喜一MITSUHASHI TV」は登録者数41万人超

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【過去記事を参照 Lesson 1~41、82~】⇒日刊SPA!
【過去記事を参照 Lesson 42~81】⇒bizSPA!

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