大事なことはトップの位置ではなく、テイクバックでシャフトが水平になるこのポジション。つまり“引いて当てる”最適な形がとれているかなんです。 　先ほども言ったように、そのあとトップをどこまで上げるかはその人の体形や体の柔軟性、パワーなどによって千差万別。 　たとえば、力のない女性が必要以上にクラブを大きく振り上げてしまったら、重さに負けて引き続けることができなくなりますよね。クラブを引き続けられるかだけを考えれば、それぞれにとって最適なトップの位置も見つかるんです。 　クラブを手で上げている人は、テイクバックでヘッドが下がるので、そこからクラブをいくら引いてもボールには当たらないはずです。 　また、静止した状態からクラブを持ち上げて反動をつけないと打てない人も、手で上げている証拠です。下で紹介する「引いて打つ」感覚を養うドリルに挑戦して、クラブを引き続けて打つ感覚をつかみましょう！ 【Lesson12 結論】 トップの位置より”引いて打つ”ための最適なポジションがとれているかが重要 構成／舟山俊之みつはしよしかず●’74年、神奈川県生まれ。日本プロゴルフ協会認定ティーチングプロA級。ジュニア育成、ツアープロコーチとしても活躍。YouTubeの「三觜喜一MITSUHASHI TV」は登録者数41万人超