力も加わらなければインパクトも安定しないリリース不足のダメスイングから脱却したければ、次のドリルがオススメです。 　左手は通常どおりにグリップ、右手は人差し指と親指で軽くつまむように添えて構えてください。スイングする際、右手はグリップから離れてしまっていいので、とにかく強く右斜め下の地面方向にクラブを突き刺すように放り投げることだけを考えてください。 　このままボールを打ってもOKです。こうして正しくリリースできていれば、フォローが左手だけでも普段通りか、普段以上の飛距離が出ませんか？ 　さらに、力強いリリース動作ができれば、前述のように体が突っ込むことがなくなり、ダフリやトップといったミスもなくなります。右斜め下にリリースする意識を持てば、自然と目線と顔が飛球方向とは逆に残り、安定した姿勢で再現性の高いスイングができるようになるんです。 ボールではなく右斜め下に向かってクラブを突き刺すようにリリースする 構成／舟山俊之みつはしよしかず●’74年、神奈川県生まれ。日本プロゴルフ協会認定ティーチングプロA級。ジュニア育成、ツアープロコーチとしても活躍。YouTubeの「三觜喜一MITSUHASHI TV」は登録者数41万人超