勝手に退店するだけならまだしも、ユリカさん自身が迷惑を被ることもあるのだとか。 「いちばん酷かったのは同伴をドタキャンされたことですね。お客さん5名と同伴することになったので、店の新人の子を誘って一緒に行くことになったんです。店に行く前に焼肉を食べる予定だったのですが、店に着いても新人の子が来ない。連絡しても繋がらず、仕方なく私1人で5人のお客さんを引き連れて同伴することになりました。翌日、新人キャストから『昨日、忘れてました～！』とLINEが送られてきて。まったく悪びれていない様子に呆れるしかなかったです……」 　他にも、接客中にカラオケばかり歌ってまったく会話をしない、客のグラスが空になっても酒を注がずに、自分の酒だけ作るキャストなど、数々のモンスター新人が入っては辞めていったという。 　そんななかで、特に強烈だったキャストがいたのだとか。 「“今ドキ？”と驚くようなガングロギャルが入店してきたんです。私も昔はギャルだったので親近感がわいて。可愛がろうと思って店用のドレスを貸してあげたのですが……。 　いや、貸すのはいいんですが、洗濯せずにそのまま返してくる。自分のぶんと一緒にクリーニングに出せばいいか……と思っていたのですが、返してもらったドレスからなんか変な臭いがしたんです。そのギャルは店でも異様にテンションが高くて。いきなりカラオケでパラパラを入れて踊り出す。お客さんはドン引きしていて、ちょっとおかしいと思っていました」 　それからほどなくして、その新人キャストは店に来なくなったという。