更新日:2023年02月09日 09:58
仕事

新入社員が入社翌日「お話があります」。すぐ辞めた新入社員のマジメな“罪悪感”

入社翌日に「お話があります」最短“退職”記録を更新

辞めたい社員「Aから『お話があります』と切り出されました。履歴書に虚偽の記載をしたことへの罪悪感が拭えないと言います。ですが、その事実を踏まえたうえで採用し、それをAも了承した結果入社に至った旨を説明したのですが……」  篠原さんが説得を試みるも、「それでも罪の意識が頭から離れない」と訴えたそうだ。ひとまず帰宅させ、「考えを整理してみたらどうか」と提案した。そして翌日。 「彼は『妻と話し合った結果』と前置きし、退職の意向を伝えてきました。あまりに早すぎるタイミングでしたが、結果的に承諾し、後日退職となりました」  篠原さんの会社では、これまで最短1年での退職者はいたそうだが、4営業日という最短記録を更新したと残念そうに振り返った。

泣きながら「辞めたい」研修が長すぎて退職した新入社員

 森達也さん(仮名・40代)は、異動で会社の労務担当になってから、初めて接した新入社員のBについて教えてくれた。最初の印象は、清潔感があり好青年だなと思ったそうだ。 「挨拶もハキハキとしていて、研修でのグループワークではリーダーシップをとって、コミュニケーション能力が高いという印象でした」  森さんの勤める会社では、新入社員に対して約半年間の研修を行い、そこで礼儀作法や会社の特徴、一般常識を教えるという。そして、そこからまた半年間、各部署をまわり部署ごとの仕事内容を叩き込む仕組みだ。
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新入社員の正体
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2016年よりライター活動を開始。出版社にて書籍コーディネーターなども経験。趣味は読書、ミュージカル、舞台鑑賞、スポーツ観戦、カフェ。

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