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新入社員が入社3か月で辞めたワケ「取引先とのトラブルに上司も先輩も我関せず」

「抜け殻状態で会社には行けなくなってしまった」

辞めたい それは当然、勤務先と取引先の双方にとって大問題だった。  「私の心は一瞬で崩れました。次の日の朝から抜け殻のような状態で、全く会社には行けなくなり、入社から約3か月で退職することになりました」  思いのほか退職手続きはスムーズにできたという。退職する前に返却するはずだった名刺とタブレットの充電器だけが、苦い思い出として柳楽さんの手元に残されている。

業務終了後に開催される悪口大会、空気の悪さに耐えきれず退職

 大学を卒業し、4年ほど都市部の企業に勤めていた平手リサさん(仮名・20代)は、祖父母の介護のため地元のベンチャー企業へと転職した。そこで出会った社員たちのエピソードを教えてくれた。 「私が転職した会社は、社長が一代で築き上げた“ワンマン企業”でした。社長は人柄も良く尊敬できる方だったのですが、同期で入社したSさんをめぐっていろいろありまして……」  平手さんは、フットワークが軽い社長に対しては良い印象を抱いていたそうだが、職場の空気が最悪だったと語る。
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耳を塞ぎたくなるような悪口
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2016年よりライター活動を開始。出版社にて書籍コーディネーターなども経験。趣味は読書、ミュージカル、舞台鑑賞、スポーツ観戦、カフェ。

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