仕事

研修期間で辞めた新入社員。“彼氏”を理由に仕事の用事をドタキャン、問題行動がエスカレート

社内で“噂の新入社員”へと変貌

「彼女は業務中もスマホを見てばかり。カラコンやネイルもさらに派手になっていきました。取引先との会議に立ち会ったときも、短いスカートだったり胸元が大きく開いていたり。他部署からも『彼女の扱いに困る』などとチクチクとクレームが入るほどでした」  ただし、素直で、文句を言いながらも仕事はする。「悪い子ではない」というのも事実だったそうで、やんわりとしか注意することができなかった新田さん。 「ただ、研修期間も終わりが見えてくると、彼女も次第に社会人としての自覚が出てきたようで。少し安心していたところで、事件が起きました」

お茶にネイルが混入! 先輩が慌てて淹れ直す

「会議の準備でのことです。当時はお茶をポットにいれていたのですが、それをWに用意してもらいました。そして、しばらく経つとWが言うのです。『先輩、見てください。ネイルが取れちゃったみたいで。高かったのに』と手を見せてくれたのですが、確かに1本だけネイルがありませんでした」  同時に、衝撃の事実が発覚する。 「どうやら、そのポットから湯呑みに1枚のネイルがお茶とともに注がれたというのです」  その数分後、同僚が慌ててお茶を淹れ直した。そのことが原因かどうかは定かではないが、その後、Wは無断欠勤が続いた。そして入社から約2ヵ月で退職した。  ネイル事件後、新田さんの会社はネイル禁止となったとか。  研修は、学生から社会人への第一歩。実務の内容を掴むうえでも欠かせないものだが、そこで「合わない」と感じて辞めてしまう新入社員も珍しくないのだ。 <取材・文/chimi86>
2016年よりライター活動を開始。出版社にて書籍コーディネーターなども経験。趣味は読書、ミュージカル、舞台鑑賞、スポーツ観戦、カフェ。
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