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現役アナ兼取締役・望月理恵「“女子アナ”という言葉はなくてもいい」

取締役・モッチーが期待する後輩とは?

取締役・モッチー——取締役として後輩たちに期待していることは? 望月:自分がやりたいことをドンドンやってほしいです。今の時代、女性アナウンサーだから、この仕事だけしかやってはいけない、という決まった枠はないと思いますので、自分がやりたいことを希望し、実現していってほしいと思います。話すことや伝える技術をしっかり持ったうえでプラスアルファとして、何か強みを持つ後輩が現れたら心強いし、自分から仕事を提案するくらいの気持ちでいてもいいと思います。 ——この先ブレイクしてほしい後輩はいたりしますか? 望月:それはみんなです! 若い子たちはもちろん、30代以上の方々は実績や経験を活かして活躍していってほしいと思います。

“女子アナ”というフレーズはいらない言葉

——先ほども少しありましたが“女子アナ”という言葉に違和感を覚えることはありますか? 望月:私は局アナではなかったんですが、それでも“女子アナ”と呼ばれることがよくありますね。逆にこの歳で「“女子アナ”と呼んでもらえるの?」と思ったことはあるかも。謙虚で清楚なイメージの具現化なのか……。揶揄されるのに使われやすいですし、いるかいらないかでいえば、いらない言葉じゃないですか? ——もっと言うと、世間では“女子アナ=30代で定年”と言われたりもします。 望月:聞きますよね。ズムサタを卒業するときに「50歳で頑張っていることが勇気をもらえたのに……」と言われたときに、すごく複雑な気持ちになったんですよね。男性であれば40代以降にメインMCをやっていくことが普通なのに、女性の場合は20代がメインMCのピークなんですよね。女性だって経験を重ねるごとに伝えるテクニックも説得力も増すのに……。これも“女子アナ”という言葉の呪縛だと思います。 ——情報化時代の「報道」の難しさも問われています。その点はどうお考えですか? 望月:ネットで簡単に得られるモノだけど、それが正しい情報かどうかは分からないし、より深堀りして真実を見つけないといけない時代になったのかなと思います。逆に作業は増えたんじゃないですかね。 ——メディアに出る存在として意識しているのは? 望月:先ほど“伝えることの目的”の話をしましたが、それがより明確になったのではないかと思います。自分の考えや意見を持って“伝えなければならない”時代なのかなと感じます。 【前編の記事】⇒『ズムサタ』卒業の望月理恵、17年半続けられたのは「毎回課題があったからこそ」
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YouTubeチャンネルの生配信ではコスプレも披露
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