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『ズムサタ』卒業の望月理恵、17年半続けられたのは「毎回課題があったからこそ」

 3月26日の放送回で17年半務めてきた土曜朝の情報番組『ズームイン!!サタデー』(日本テレビ系)の総合司会を卒業した“モッチー”こと望月理恵アナウンサー。  週末の朝を爽やかにするチャーミングな笑顔と明るいキャラクターでお茶の間に愛されてきた彼女は、昨年6月に所属事務所「セント・フォース」の取締役に就任したことでも世間を驚かせたばかり。
望月理恵

『ズームイン!!サタデー』(日本テレビ系)を卒業した望月理恵さん

 そこで今回はズムサタ卒業を迎えたばかりの彼女に、フリーアナウンサーになったきっかけ、ズムサタでの思い出や苦労話、所属事務所の取締役としての役割や心境について、赤裸々な思いを語ってもらった。(前後編の前編)

業界入りのきっかけは「ミステリーハンター」になりたかったから

望月理恵——もともとは一般企業に就職されていたそうですが、どのようなきっかけで芸能界・キャスターの道へ進まれたのでしょうか。 望月理恵(以下、望月):学生時代にモデル事務所のスカウトを受けたことがあったんですが、芸能界に憧れていたことも全くなかったし、モデルは無理だろうなと思ってお断りしていたんです。それから車の会社に勤め始めてからも何度か声はかけてくださっていたときに『世界ふしぎ発見!』(TBS系)のオーディションの話があることを聞いて、気持ちが変わったんです。  たまたま『世界ふしぎ発見!』が大好きな番組だったので、東京にも行けるし「“人生の記念”としてイイかなぁ」くらいの気持ちでオーディションを受けに行ったら、まさかの“ミステリーハンター”に合格。それが業界に入ったきっかけですね。 ——大好きな番組に出演できるなんて、すごく運命的ですね。 望月:「黒柳さん賢いなぁ」とか言いながら、家族全員で食い入るように見ていましたから(笑)。海外に興味もありましたし、ミステリーハンターってかっこいいなと思っていたので、純粋にうれしかったのを覚えています。

板東英二さんの付き人時代は送迎ドライバーも!

——そこからはミステリーハンターの仕事だけを? 望月:番組に決まったタイミングで『世界ふしぎ発見!』に出演されていた板東英二さんが「モデルよりも芸能界に興味あるならウチの事務所に来たら?」と言ってくださって、坂東さんの付き人をしていたんです。ミステリーハンターとしての仕事は1~2か月に一度くらいなので、それ以外は運転手として送迎をしたり、現場について行ったり、付き人をまっとうしていました。 ——望月さんが坂東さんの付き人? それは意外です(笑)。 望月:慣れないことだらけで失敗も多かったんですけど、坂東さんからは「何事にも一生懸命に取り組みなさい」とか「みんなにかわいがってもらえる存在になりなさい」というような言葉をいただいたのが印象に残っていますね。 ——そこから今の事務所の「セント・フォース」に入った経緯は? 望月:ミステリーハンターとしてやっているうちに“話すこと”をもっと極めたいと思い始めて、坂東さんの現場で今の事務所の社長と出会ったんです。坂東さんには「新しい場所で頑張りたいです」と手紙を書いて渡したところ、優しく背中を押してくださいましたね。
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現場で培った“叩き上げ”のアナウンサー
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