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家電量販店では「メーカー派遣の販売員」と価格交渉をするべきではない理由

自社商品の押し付け行為には苦情も…

家電量販店

※写真はイメージです(以下同)

 というのも、メーカー販売員は自社製品を売るのに必死。自社製品はもちろん、他社製品にも精通していて、話術にも長けた方が多い印象です。  彼らの優れた能力は、目を見張るものがありますが、メーカー販売員に自社製品を押し付けられたというお客様の声は耳に入りやすいです。  先日も、知人がWi-Fiルーターを新調しようと売り場にいた販売員に話しかけたところ、ソフトバンクのメーカー販売員でSoftBank Air(ソフトバンクエアー)への切り換えを薦められて困惑したと話していました。

メーカー派遣の販売員には値下げ交渉の決定権がない

 自社販売員は、特定のメーカーの製品だけをプッシュすることはないので、お客様に寄り添ったご案内ができると自負しております。複数のメーカーの商品を比較検討しながら、自分に合ったものを見つけやすいのは、大きなメリットではないでしょうか。  また、メーカー販売員は値下げの権限を持っていないのも、お客様の立ち場からするとネックになります。  もちろん、メーカー販売員相手に値下げ交渉はできますが、家電量販店の販売員にいちいち確認をとらなければなりません。メーカー販売員が減ることで、こうした手間がなくなるのもメリットですね。
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値下げの権限以外にも理由が…
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関東近郊の家電量販店で10年以上働く現役販売員。黒物から白物までジャンルを問わずさまざまな売り場を担当。実績が認められて大型店の店長を務めた経験もあるが、接客のほうが性に合うため、本部に直訴し現場復帰を果たす

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