スポーツ

多くのゴルファーができていない「腕と体幹を連動させる」方法/三觜喜一

耳と肩を遠ざけて肩甲骨を嵌める

 では、どうやって肩甲骨を正しくセットするのか。まず意識してほしいのは、両ヒジを体に向けた状態で、耳と肩を遠ざけるようにして構えること。すると自然と両脇が締まり、肩甲骨が最適な位置に嵌まります。このとき、肩甲骨の真下の筋肉に力が入り、硬くなっていればしっかりと肩甲骨が嵌まっている証拠です。  また、肩甲骨が嵌まる感覚を体感する方法としてこんなやり方もあります。両腕で肩の上から円を描くように、外側から内側へと大きく回します。両手が真下にきたとき、両ヒジが自分のほうを向き、両肩がスッと下がっているのがわかるはず。これが肩甲骨が嵌まった状態です。  こうして肩甲骨が正しく嵌まると、体の正面からクラブを引っ張られても、体と連動しているため多少の力ではびくともしません。一方、嵌まっていない状態だと腕だけが簡単に引っ張られてしまうはずです。ぜひ普段のアドレスの姿勢で試してチェックしてみてください。  この「肩甲骨を嵌める」というアクションが両腕のデザインの基礎中の基礎。次回もう少し踏み込んで解説していきます!

【Lesson38 結論】

両ヒジを体に向けた状態で耳と肩を遠ざけてアドレスをとる 構成/舟山俊之
みつはしよしかず●’74年、神奈川県生まれ。日本プロゴルフ協会認定ティーチングプロA級。ジュニア育成、ツアープロコーチとしても活躍。YouTubeの「三觜喜一MITSUHASHI TV」は登録者数41万人超

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【過去記事を参照 Lesson 1~41、82~】⇒日刊SPA!
【過去記事を参照 Lesson 42~81】⇒bizSPA!
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