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萩原みのり、ホラー映画に初挑戦。現場で実感した“筒井真理子の怖さ”

見どころは筒井真理子の怖さ

萩原みのり――そんな萩原さんがホラー映画に主演したわけですが。 萩原:でも私自身は、この作品はホラー映画だとあまり思っていないんです。人間ドラマというか、生きるとか死ぬということについて、すごく繊細に考えさせられた作品です。だから観客のみなさんがどこをどう怖がってくれるのか、逆に楽しみです。私的にずっと怖かったのは筒井(真理子)さんでしたけど(笑)。
筒井真理子

(C) 「N号棟」製作委員会

――筒井さん、廃団地のリーダー的な謎の女性を演じていて、確かに怖かったです。 萩原:筒井さんとご一緒したのは2回目なんですが、役として私が追い込まれていく状況も、私自らがそこに持っていったというよりは、全体的に筒井さんに引っ張っていただいた印象です。筒井さんを見て、筒井さんの言葉を聞くだけで、そうした状況に連れていってもらいました。だから筒井さんを楽しみにして来ていただくのはいいかなと。正直、筒井さんの振り返ったときの表情が一番怖かったです。

日常生活はお笑い漬け

――萩原さんご自身についてもお聞かせください。お笑いがお好きだとか。 萩原:家に帰ったら、録画したバラエティをつけっぱなしです。取材場所に来るまでの間もマヂカルラブリーさんのオールナイトニッポンを聞いてましたし、お笑いにはずっと触れています。今年舞台(『裏切りの街』)に出たときにも、楽屋でひとりの時にはYouTubeでわらふぢなるおさんとか、芸人さんのネタ動画をずっと見てました。
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今も支えになっている友達からの言葉
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ケーブルテレビガイド誌の編集を経てフリーランスに。映画周辺のインタビュー取材を軸に、テレビドラマや芝居など、エンタメ系の記事を雑誌やWEBに執筆している。親類縁者で唯一の映画好きとして育った突然変異。X(旧Twitter):@mochi_fumi

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公開情報
N号棟』は新宿ピカデリー他にて公開中
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