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iPhone「カメラ」と「ライト」の誤作動問題。ヤンキーにカラまれたケースも

 ふとスマホを取り出して操作しようとしたところ、つけた覚えのない「ライトが点灯」していたり、なぜか「カメラモード」になっていたり……そんな経験がある人は少なくないだろう。
スマホ

※写真はイメージです。以下同(Photo by Adobe Stock)

 日本人が所有するスマホの約半数近くを占めるApple社製「iPhone」(MMD研究所調べ、5月13日発表)。近年発売されたものでは、スリープ状態の画面をタッチすれば、画面右下にはカメラの起動ボタン、そして左下にはライトボタンが即座に表示される。  とっさに何かを撮影したいとき、急に光源がほしいときには便利な機能ともいえるが、意図しないタイミングで画面にタッチしてしまえば、思わぬトラブルに巻き込まれることもある。

電車内で勝手にカメラが“カシャッ”

「帰宅途中の電車内、ちょうどドア横のスペースに立ってスマホでメールをチェックしようとズボンのポケットから取り出したのですが、なぜかカメラ機能が立ち上がっていまして。画面を見た瞬間に“カシャッ”という音が鳴りました。目の前には、若い女性が立っていて、運悪く目もあってしまったんです……」  こう話すのは、都内の会社員・内田俊郎さん(仮名・40代)。普段から、このように意図せず「シャッター」を押してしまうことはあったという。気まずさはあったが、「よくあることだろう」とやり過ごしていた。ところが……。 「次の駅でその女性に声をかけられまして、隠し撮りした、変態、警察に行きましょうとすごい剣幕で迫られたんです。勘違いで済むだろうと思っていただけに、必要以上にうろたえてしまって。はたから見たら余計に怪しく感じたでしょうね」(内田さん、以下同)

駅の事務所に連行される…

 ホームに駆けつけた駅員に促され、事務室に連れて行かれた内田さん。わざとではない、偶然だと説明し、スマホの画像フォルダを提示。そこには、内田さんの足下が映ったブレブレの写真が一枚のみ保存されていた。 「女性はずっと怒っていて、消したに違いない、警察にスマホを預けて復元させて、と駅員に言っていましたが、なんとか解放されました。不可抗力ですし、まさかここまでの大事になるとは思ってもみませんでしたよ」  女性が果敢に声をかけてきたことに驚いたが、まさかこんな散々な目に遭うとは……と、内田さんは涙目だ。
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街のヤンキーに因縁をつけられる
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新聞、週刊誌、実話誌、テレビなどで経験を積んだ記者。社会問題やニュースの裏側などをネットメディアに寄稿する。

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