更新日:2022年07月01日 14:16
スポーツ

24歳でステージ4の肝臓がんを患った格闘家。転移と再発を繰り返して“気づいたこと”

人生をより楽しむために

高須将大

「病気になる前からの夢だった」という自身のパーソナルスタジオにて

大切にしているのは、「常に目標を持つこと」。今後の目標は、現在所属する団体(GRACHAN)で、チャンピオンになることだ。 「好きなことや目標、挑戦するものがあると、人生はより楽しくなる。格闘技で勇気を与える方はたくさんいます。でも、大病して格闘技を続ける、自分のような人間もいる。同じ病気の人や見てくれる人が、少し勇気を持てるようになればいいなと思います」 永松先生先生は今、試合の度に見に来てくれるが、実は高須さん、「余命3ヶ月」だったことは、最近になって知ったのだとか。 「めちゃくちゃびっくりしました。ステージ4とは聞いていたけど、そんなんだったのかって(笑)」 病気になったという「事実」が、変わることはない。ただ、誰かの「希望」になることはできる。自分が一度絶望したからこそ、その信念は揺るがない。 高須将大【高須将大(たかす しょうた)】 1993年7月29日生、茨城県出身。高校卒業後「ストライプル茨城」入門、ブラジリアン柔術の大会で実績を積み、2016年11月にプロデビュー。現在は「パラエストラ柏」所属。6勝3敗2分。167cm、61.2kg(試合時)。ブログ「高須将大 余命3ヶ月だった男」、Twitter:@nitrais 取材・文/吉河未布 撮影/中庭愉生
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大阪府出身。大学卒業後、会社員を経てライターに。エンタメ系での著名人インタビューをメインに、企業/人物の取材記事も執筆。トレンドや話題の“裏側”が気になる。『withnews』で“ネットのよこみち”執筆中。Twitter:@Yoshikawa_Miho_

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