ニュース

秋葉原連続通り魔事件、死刑執行で考える「日本の死刑」のリアル(漫画)

加藤死刑囚、刑確定から7年での死刑執行

死刑はどう執行されるのか? 刑務官のマトバさんに聞く

【画像をすべて見る】⇒画像をタップすると次の画像が見られます 2008年6月、東京・秋葉原で7人が殺害された無差別殺傷事件。2015年2月に最高裁で死刑が確定していた加藤智大死刑囚の刑執行が、26日午前、収容されていた東京拘置所で執行された。 事件から14年、刑確定から7年という歳月を経ての死刑の執行に「なぜ、こんなに時間がかかるのか」など、疑問に感じる方も多いだろう。そもそも、日本での死刑制度のあり方や、死刑囚の生活、死刑執行の真実はどういったものか。漫画家・一之瀬はちさんが、実際に死刑に立ち会った刑務官に取材した『刑務官が明かす死刑の秘密』から、死刑制度の知られざる内実を紹介する。

日本での死刑は絞首刑と定められている

実際に日本での死刑はどう執行されるのか。刑法11条では絞首刑、つまり縊首と定められている。首に縄をかけて床が抜けることで首が締まり、死に至るというやり方だ。 実際にその床を抜く発動装置であるボタンを押すのは刑務官の役目。複数の刑務官が3〜5個並んだボタンを押して、そのうち1つのみが床を作動させるため、実際には「誰がボタンを押したのか」が分からないようになっている。 落下の直後は死刑囚の体が動いて傷がつく可能性などがあるため、縄がぶれないように上で押さえるのも刑務官。凄まじいストレスがかかることが予想される。
次のページ
刑務官による失敗にも備えがある?
1
2
3
4
刑務官が明かす死刑の秘密

死刑執行に参加した男が語る極秘情報を漫画家・一之瀬はちが描く!!

おすすめ記事
ハッシュタグ