女子大生キャバ嬢が見た、黒服の“裏の顔”「お前のことが好きなんだ」と迫られて
シフトが自由で時給が良く、女子大生からも人気が高いキャバクラのアルバイト。だが、気軽に始めたはずなのに、夜の世界のいざこざに巻き込まれてしまうこともある。今回は、女子大生キャバクラ嬢が見た、夜の世界のエグい一面を紹介しよう。
話を聞いたのは、都内在住の女子大生ユイカさん(仮名・21歳)。キャンパスが東京郊外にあったユイカさんは、最寄り駅にあるキャバクラでアルバイトをすることになった。
「初めての水商売で勝手がよくわかっていなかったのですが、いま思えば異常な店だったと思います。何が異常かというと、黒服の色恋管理が酷かったんです」
色恋管理とは、男性スタッフが女性キャストと恋愛関係になって店につなぎとめておいたり、モチベーションを高めたりして売上をあげさせる管理方法のこと。一昔前のキャバクラでは常套手段だったが……。
「私は当時18歳だったので、店でお酒は飲めなかったんです。でも、私が注文したドリンクにキッチンの人が間違えてお酒を入れてしまって。一口飲んで気持ち悪くなったので、店長に許可を得て更衣室で休んでいました。そのときに、目撃してしまったんです……」
ユイカさんは出勤してくるキャストの邪魔にならないよう、更衣室の1番奥で横になっていたという。すると更衣室の入口から、何やら言い争う声が聞こえてきた。
「こっそり覗くと、マネージャーとキャストが喧嘩をしていたんです。会話の内容はよく聞こえませんでしたが、しばらくすると、マネージャーはキャストの頭を撫でて、ハグをしながら慰めていました。当初は『あの2人ってそういう関係なんだ……』としか思いませんでした。
でも、驚いたのは数日後。そのキャストとは別の指名ナンバー2の先輩に営業が終わった後、ご飯に連れていってもらったんです。先輩はいつもより深刻な顔つきで『実は私、マネージャーと付き合っているんだけれどね……』とカミングアウトをしてきたんです」
ナンバー2の話は「(彼氏である)マネージャーが浮気しているかもしれない」という内容だった。しかし、ユイカさんは違和感を覚えた。
気軽なバイト感覚の女子大生がキャバクラの世界を覗き見したら…
キャストの頭を撫でて慰めるマネージャー
東京都出身。20代を歌舞伎町で過ごす、元キャバ嬢ライター。現在はタイと日本を往復し、夜の街やタイに住む人を取材する海外短期滞在ライターとしても活動中。アジアの日本人キャバクラに潜入就職した著書『底辺キャバ嬢、アジアでナンバー1になる』(イーストプレス)が発売中。X(旧Twitter):@ayumikawano
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