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南沙良、大河ドラマ出演など飛躍の年でも「変わった実感はない」

いろいろな愛の形、家族の形がある

南沙良映画『この子は邪悪』(公開中)で、南沙良は一家4人が交通事故に遭い、心に傷を負った少女・花を演じる。 「これまでも陰があったり、人に言えない悩みを抱えている役が多かったです。私自身に通じるところがあるからでしょうかね(笑)。本作は秘密がある家族同士なので、演じる難しさもありました。ただ片岡翔監督が心情をすごく丁寧に説明してくれたので、細かなしぐさを含め、繊細な花ちゃんの心の移ろいを表現できたと思います」 物語は愛が強すぎるゆえに、いびつになっていく家族を描く。 「玉木宏さんが演じる父親がある意味ですごく純粋なんです。そこに善悪では語れないリアルさを感じてしまう。いろいろな愛の形、家族の形があるんだなあと思いました」

大河ドラマ『鎌倉殿の13人』にも出演

二十歳となった今年は大河ドラマ『鎌倉殿の13人』に出演するなど、飛躍の年となっている。ただ、彼女自身はいつも自然体だ。 「変わった実感は何もありません。『チェンソーマン第二部』が配信開始になったので、毎週水曜日は楽しみになりましたが……。もっとアクティブになりたいですね」 変わらないままで、次々と難役を見事に演じていく。 【南 沙良】 『この子は邪悪』はオリジナル作品の企画コンテスト「TSUTAYA CREATORS’ PROGRAM FILM 2017」の準グランプリ作品。ある日、交通事故で5年間、意識障害だった母親が家に帰ってくるが、本当に母親なのか? 違和感を抱く花は家族の謎に迫る―― 撮影/北岡稔章 取材・文/村田孔明(本誌)
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