更新日:2022年09月02日 09:05
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「デブなのに、なぜか人気ホストになった男」がモテ続けた“意外な理由”

『太っているキャラ』だからこそ稼げる

夜の街 取材に来てくれた彼の第一声は「こんにちは! 歌舞伎町のゆるキャラ、ぽっちゃり王子です!」とカッコつけるわけでもなく、決してイケメンとは言えませんが人懐っこく、男性にも好かれるような親しみやすい印象の青年でした。  私はまずジャブ程度に「デブを売りにしてNo.1ホストに成り上がったって聞いたんだけど、ぶっちゃけ本人はどう思ってるの?」と聞いたところ、「もちろんその通りです! たとえば、100万円の売上があったら、その内の半分以上は『太ってるキャラ』で得たものですね。もちろん太ってるってことだけではないですが、お客さんからは僕の自由なスタイルかいいって言ってくれてます。  だから逆に食べたいものを制限してダイエットしようとしたり、カッコつけて接客したりっていうのは一切なし。そんな肩の力を抜いた接客が特に細身の美人系のお客さまにウケるんですよね(笑)」  この自然体な喋りも彼の魅力なのではと思えるくらいどんどん彼の世界に引き込まれていくのです。もしかすると、このぽっちゃり体型と相手の心を和ます喋りが彼をNO.1へと押上げていったのかもしれないとすぐに感じました。

スレンダー美人はぽっちゃり男子が好き

 続けて「デブホストはモテる」というのは本当ですかと直球を投げてみました。 「お店に来るお客さんの中でも『ポチャカワな男性が好き!』っていう女性は意外に多いですよ。僕も体重が増えるたびそれを実感してます。特にスレンダーなさっぱりしていて、いわゆる美人といわれる女性に気に入られることが多いです。いろんな意味でないものねだりなんですかね(笑)。  多分ホストクラブに遊びにくる女性はそこそこお金も持っているので、普段はジムに行ったり、エステに行ったり、ダイエットをしていたりなど、たくさん努力をしている分、真逆にいる僕を見てどこか安らぎを感じているのかもしれませんね。そんな癒やし効果のある僕の体型と気の抜けたおしゃべりは彼女たちにとってどこか愛くるしい『ご当地キャラ』的な感覚なのかもしれません。なのでいつも『一緒にいると癒やされる~』って言われますよ(笑)。  お客さまが全員『デブ好き』『ご当地キャラ好き』なわけはないですけど、そこの位置は僕がもらって『歌舞伎町NO.1のご当地チャラ』を目指してます!」
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最大のモテポイントは…
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渋谷系ファッション雑誌『MEN’S KNUCKLE』や暴走族雑誌『ティーンズロード』などエッジの効いた若者カルチャーをテーマにした雑誌を多数手掛ける。現在はWebマガジン『Mr.Babe』でデブに特化したファッション&ライフスタイル情報を発信中。また、デブ限定の会員制オンラインサロン「Mr.Babe BIG MAN’s LABO」、大きいサイズのファッション通販サイト「Mr.Babe STORE」を開設。大きな男たちだけで日本の経済を向上させるべく奮闘中。X(旧Twitter):@nori09140914

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