お金

35歳で起業した主婦社長、年商7億円企業に。「ボールペンは1本10円、付箋も100均で十分」

価値を生み出す仕組みが見えたらコストを惜しむべからず

 とはいえ、必要とあれば数百万円の買い物を即決する豪胆さを併せ持つ。 「商品の荷降ろしが大変なので、免許不要で女性でも扱える電動フォークリフトを150万円超で購入しました。最近、テスラ社の電気自動車も買ったのですが、自宅のソーラーパネルで充電しているので、電気代もガソリン代もゼロ。おまけに自動車税も安い。  イニシャルコストは高くても、結果的にはコスパがいいというわけです」

「経済的に恵まれない境遇が長かった」

億万長者が実践する節約術

「下りの階段が一番危ないから」と2階から下りられるすべり台を設置

 経済的に恵まれない境遇が長かったという松田氏のお金をかけるものの基準とは一体なんなのだろうか。 「多少、初期投資がかかっても、生産性が向上するものにはお金をかける。そこにお金を生み出す仕組みがあるのか。ものを買うときは、そこをしっかり検討しています」  緻密さと豪胆さの両輪が松田氏の成功の秘訣か。
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エムズファクトリー社長・松田裕美氏流「節約の掟」
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