仕事

歌舞伎町で働く女の子たちの駆け込み寺。スナックママの“愛され力”

お客様は喋りたい時に来ると思う

みやび――昼職と夜職の両立は相当大変ではないでしょうか。 みやび そうですね。大体ネイルサロンは昼間から19時ぐらいまでいて、そこが終わってからお店に来て、朝までいて。しかも、お酒は死ぬほど飲みますからね(笑)。ネイルサロンは従業員に任せることもできるので、夜一本にしたい気持ちもありますけど、ネイルサロンのお客様もネイルは二の次で、愚痴を言いたい女の子が多かったりするんです。そこまで自分では頑張っているつもりはないんですけど、「頑張ってるよね」と言ってもらえると、もっと頑張らなきゃ、みたいな(笑)。 ――どうして、ここまで人に慕われていると自己分析しますか? みやび 私のお客様は、喋りたい時に来ると思うんです。基本的に私は自分からしゃべらないので、そんな時は聞き役に徹します。私自身、人の話を聞くのが好きですし、勉強になりますからね。もちろんワイワイ飲みたくていらっしゃる方もいるので、そこは臨機応変に合わせます。そうやってお客様の求めているものを、しっかりと理解して提供するのが良いのかもしれません。

グランプリを撮ることが恩返し

――最後に改めてナイトクイーングランプリの意気込みをお聞かせください。 みやび いつも応援してくださっているお客様のためにも1位を獲りたいです。日頃からお世話になっているお客様が、「グランプリに輝いた仲良しのママがいるんだよ」と自慢できるような女性になることが一番の恩返しだと思うので、結果を出したいですね。  みやびさんは、10月10日に本戦を迎える「ナイトクイーングランプリ」のガーベラ部門レジェンドクラスにエントリーしている。同イベントは、水商売業界のさまざまな業態で働く女性たちの知られざる魅力・ポテンシャルを表舞台で披露し、“夜の女王日本一”を決めるコンテスト。昨年のナイトクイーングランプリをきっかけに、大きく飛躍した彼女の活躍に期待したい。 取材・文/猪口貴裕 撮影/星亘 協力/日本水商売協会
出版社勤務を経て、フリーの編集・ライターに。雑誌・WEB媒体で、映画・ドラマ・音楽・声優・お笑いなどのインタビュー記事を中心に執筆。芸能・エンタメ系のサイトやアイドル誌の編集も務める。
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