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バーレスク東京の人気ダンサー「過去の自分より成長できればいい」

 男に媚びを売るだけの誰でもできる仕事――夜の街で働く女性たちは、そう色眼鏡で見られがちだ。が、実際には、多種多様な客の要求を見抜き、日々の自己研鑽をも必要とする高度な接客能力が求められる。  クラブ、キャバクラ、スナック、ショーパブ…様々な業態で働く女性たちの普段は口にしない“仕事論”を掘り下げ、仕事と人生のパフォーマンスを上げるヒントを見つけていきたい。

DC SORAさん

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周りと比べるのではなく、過去の自分よりも成長していたい 六本木エンターテイメントショークラブ「バーレスク東京」DC SORAさん

 ブロードウェイを彷彿とさせるゴージャスなステージと、煌びやかな衣装に身を包んだダンサーたちの洗練されたショーで人気を博し、六本木を代表するナイトスポットとして多数のメディアでも取り上げらることの多い「バーレスク東京」。雑誌のグラビアを飾ったり、ソロ写真集を出したりと高いタレント性を誇るダンサーが揃う中、圧倒的なダンススキルと愛嬌のあるキャラクターで、着実にファンを増やしているDC SORA(ディーシーソラ)さん。  系列店の「バーレスク大阪」でキャリアを積み、確固たる地位を築いてきた彼女が、なぜコロナ禍に上京して、新天地で新たな挑戦をしようと思ったのか。 ――もともと系列店のバーレスク大阪で働いていたそうですね。 DC SORA 大阪生まれの兵庫育ちで、2018年から2年ほどバーレスク大阪で働いていました。小学2年生から高校生までジャズダンスを習っていて、ダンスを仕事にしたい気持ちもあったんですけど、当時は知識もなかったから、ダンスの先生かバックダンサーぐらいしか選択肢がないと思い込んでいたんです。そしたら高校卒業のタイミングで、友達に誘われてバーレスク大阪に入りました。

ステージで踊るのが楽しい

――セクシーな衣装を着ることに抵抗はなかったんですか? DC SORA なかったですね。恥ずかしかったのも初日ぐらい(笑)。もともと学生時代から倖田來未さんやブリトニー・スピアーズなど、セクシーなお姉さんに憧れていたんです。バーレスク大阪のお姉さん方もエッチでキレイだったし、しかも大好きなダンスもできる。ジャズダンスも後半は発表会に出るために続けていたぐらいステージで踊るのが楽しかったので、理想的な職場でした。 ――どうして上京しようと思ったのでしょうか? DC SORA 系列店で働いていると、自然とバーレスク東京の情報も入ってきますし、東京に来た時にショーを生で観たこともありました。本店はお店の規模も大きいですし、たくさんメディアにも出ていてキラキラした世界だから憧れもあって。人生一回きりだし、やりたいことをやろうと思って2020年12月からバーレスク東京で働き出しました。あとバーレスク大阪で、いい感じにお客さんから応援してもらっていたので、調子に乗って東京に来ちゃったみたいなところもあります(笑)。

ショータイム中の写真は、すべて本人提供写真

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出版社勤務を経て、フリーの編集・ライターに。雑誌・WEB媒体で、映画・ドラマ・音楽・声優・お笑いなどのインタビュー記事を中心に執筆。芸能・エンタメ系のサイトやアイドル誌の編集も務める。

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