更新日:2022年10月20日 16:12
恋愛・結婚

男性の“交際人数の少なさ”が結婚に与える影響は? 婚活アドバイザーに聞く

相談に来た場合は他の女性とのお見合いを勧める

 例えば、初めて交際した女性と1年間付き合っている30歳男性が「他の女性とも付き合ってみたい」とサロンに相談に来た場合、どう対応するのか。結氏は「今の彼女と結婚の約束をしていないのであれば次のようにアドバイスします」という。 「まず、別の女性とカジュアルなお見合いをして、その女性との将来をシミュレーションしてもらいます。『今なら別の女性と交際をして結婚できる』という選択肢を与えると、不思議なほど今の彼女のほうを選ぶ人が多いんです。結婚相手が1択では『別の女性もいるのでは?』と、マリッジブルーのような心理になりやすい。しかし、2択の可能性が出てくると、新たな相手とイチから関係を築くことが億劫になりますからね」

キャバクラを勧めるケースも

「また、女性との交際が1年を超えると、マンネリを感じて『別の女性と付き合ってみたい』と思うようになります。ただ、交際経験1人の男性は『未知な女性に対する性欲なのか』『彼女に飽きて別の女性と付き合いたいのか』は判断できません。ですので、風俗やキャバクラに行くことをアドバイスすることもあります。他の女性と関係してみると、すんなり『やっぱり今の彼女が一番だな』と実感するケースは多いです」  続けて、「どちらにしても、頭ごなしに『今の彼女が一番だよ? 手放しちゃダメ!』というアドバイスはしません。その時は納得しても結婚後、『もっといろいろな女性と付き合ってみたかった』という気持ちが爆発しかねませんから。まずはどのような悩みなのか、その本音を知らなければいけないのです。だからこそ、悩んでいる際には一度軽くご相談いただけると嬉しいですね」と語った。  結婚前にモヤモヤがある場合、それがマリッジブルーなのか、好奇心なのかを知っておく必要がありそうだ。  そして結氏は、「結婚前に何人と付き合ったから後悔しない、というのは言えません」としつつ、「お見合いやマッチングアプリなど、選択肢が増えれば増えるほど、『もっと素敵な女性がいるかも?』という迷いが出てしまうこともあるため、交際相手が少ないほうが結婚までの決断は早いように感じます。『交際人数が多い=良いこと』という風潮もありますが、そういったマウンティングは気にせず、素敵な出会いを見つけてほしいです」と話した。  女性からしてみれば、結婚して幸せな家庭を築くのに、男性の恋愛経験の多い少ないはさほど問題にはならないのだ。 文/望月悠木
フリーライター。主に政治経済、社会問題に関する記事の執筆を手がける。今、知るべき情報を多くの人に届けるため、日々活動を続けている。Twitter:@mochizukiyuuki
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