「北海道民は車のサイドブレーキを引かない」地方移住で困惑した都会暮らしとの違い
コロナ禍で働き方が大きく変わった。リモートワークが定着し、地方移住する人も増えた。とはいえ、都会と田舎の暮らしの“違い”に、驚いている人たちがいることも事実である。
1月下旬。引越し当日の北海道は真冬だった。
「冬の北海道は未経験でしたので、念入りに寒さ対策をしました。ニット帽を被り、中綿入りの上下を着て、滑りにくい靴を履いて完全防備です。そして、飛行機と電車を乗り継いで新居に向いました」
しかし、その対策が間違いだったと話す木内みなみさん(仮名・30代)。木内さんにとって、とにかく寒いイメージしかなく準備万端のはずだったという。
「道中は暑いこと、暑いこと。北海道は暖房設備がしっかりしているので、移動中は都心と変わらない服装で大丈夫でした。室内はむしろ、都心よりも暖かいくらいです」
引っ越して1ヶ月ほど経った日。木内さんは屋外のスポーツイベントを観戦するため、サッと羽織れる厚手のジャンパーと長靴を履いて会場に向かった。
「興奮しながら楽しんでいたのですが、だんだん顔と足が痛くなってきました。初めて経験する痛さで、その原因が寒さだということにしばらく気づきませんでした。厚手のジャンパー以外は特に防寒しておらず、完全に油断していたんです」
10分もしないうちに観戦を中断。急いで着替えに戻ったそうだ。
本記事では、北海道の田舎に移住した2人のエピソードを紹介する。
屋内と屋外の寒暖差に困惑!
屋外は極寒、油断し過ぎて着替えるハメに
2016年よりライター活動を開始。出版社にて書籍コーディネーターなども経験。趣味は読書、ミュージカル、舞台鑑賞、スポーツ観戦、カフェ。
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