タイ人気コスプレイヤーONNIESのコスプレ愛がスゴい。まるで“俳優の役作り”
親日国で日本食からポップカルチャーまで様々な物が浸透しているタイ。マンガやアニメ、ゲームのキャラクターになりきるコスプレがブームになっています。
今でこそコスプレイヤーとして「注目されること」を楽しんでいるONNIESさん。幼少期からさぞかし活発だったのかと思いきや、まったく逆の性格でおとなしかったとか。
「子供のころはとにかく内気で、初対面の人と話すのが苦手でした」
その頃からイラストを描いたり、工作をしたりするのが大好きだったそうです。そして大学在学中に転機が訪れます。
ある日、オンラインゲームのイベントに足を運んだONNIESさん。そこでゲームの世界から飛び出して実際に動いているキャラクターたちを見て衝撃を受けました。
「日本のコスプレイヤーたちに惹かれました。彼らの作り出すキャラクターたちは、オリジナルのマンガやゲームに登場するキャラクターを再現する以上のものでした。それでコスプレに興味を持ってネットでいろいろ調べました」
自分もコスプレをしてみたい! 見よう見まねで衣装作りから始めました。
「もともとミシンを使って服などを趣味で作っていました。でも、コスプレは別物。デザインも素材も普通の服とはまったく違うのですから」
幸いバンコクには大きな生地市場があり、そこを歩きまわってコスプレするキャラクターの衣装に合う素材を探しました。
「この生地はピッタリという物が見つかっても、今度はそれを人間の体にフィットするように切ったり縫ったりしなければなりません。マンガやゲームのキャラたちはピカピカの服を着ているパターンも多く、そういった素材を扱うのは骨が折れました」
フォロワー32万人の人気コスプレイヤーになった今でも衣装はすべて自作、ミシンの前でコツコツと縫製しているとのこと。
今回はそんなタイでフェイスブックのフォロワー数は約32万人を誇る超人気女性コスプレイヤー、ONNIES(オニーズ)さんの独占インタビューをお届けします!
彼女はいったい、何者なのか。いかにしてコスプレと出合い、その世界に没頭するようになったのか……。タイのコスプレ事情や“俳優”さながらのプロ意識が見えてきました。
コスプレとの出合い「キャラの“再現”以上で衝撃を受けた」
衣装はすべて自作「市場で素材を探してミシンでコツコツと……」
バンコク在住のフリーライター。タイを含めた東南アジア各国で取材、JAL機内誌スカイワードやアゴラなどに執筆。観光からビジネス、エンタテインメントまで幅広く網羅する。NHKラジオなどへの出演も行っている。世界100ヵ国以上の現地在住日本人ライターの組織「海外書き人クラブ」会員。
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