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サイゼリヤの“さりげない凄み”は使い放題の調味料。グルメ通なら思わずうなる

サイゼリヤの“本物”はまだまだある

小エビのサラダ

小エビのサラダLサイズ。このボリュームで500円 意外と一人で食べている人が多い印象。隣の席のJKも、このサラダを一人で平らげていた。

 話をサイゼリヤに戻しますが、ドリンクバー一つとっても凄い情報量があるため、その他の本物は、以下に羅列しておきます。 ・イタリア直輸入の生ハム ・イタリア直輸入のデザート類 ・イタリア直輸入の水牛モッツァレラ ・欧州産のエスカルゴ  さらに、サラダの野菜の鮮度管理も徹底されており、自宅では味わえないほどパリッとした新鮮なサラダを楽しむことが可能。全てにおいて、サイゼリヤは「重要なツボ」をしっかりおさえていると感じます。

“食育”にも寄与している

「安くて長居できる」ということが目的で来ている高校生にとっても、サイゼリヤはの知識を提供していると思います。先のように、サイゼリヤのメニューには本物が散りばめられているため、「安い」ことだけを重視してきている高校生たちも、本人たちが知らない間に「本物」を知ることができているわけです。  私がサイゼリヤにいると、たまに食に目覚めた高校生を見かけます。彼らは、ジャージ姿で「ムール貝うめー」といいながら、ちょっとした贅沢を楽しんでいる様子。普段は、ミラノ風ドリアだけで粘るところに、あと400円追加してムール貝を嗜むという贅沢をしているようでした。  エスカルゴやムール貝なんて、普通のファミレスのメニューには無くて当たり前ですから、通常であれば、高校生が社会人になってから知る代物だといえます。しかし、サイゼリヤはそういったものをさり気なくメニューに置いているため、日本の若者は若いうちから「本物」にふれる機会があるという素晴らしい状況だといえます。
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サイゼリヤよりも美味しいレストランは少ない
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1986年生まれ。日本初の腕時計投資家として、「腕時計投資新聞」で執筆。母方の祖父はチャコット創業者、父は医者という裕福な家庭に生まれるが幼少期に両親が離婚。中学1年生の頃より、企業のホームページ作成業務を個人で請負い収入を得る。それを元手に高級腕時計を購入。その頃、買った値段より高く売る腕時計投資を考案し、時計の売買で資金を増やしていく。高校卒業後は就職、5年間の社会人経験を経てから筑波大学情報学群情報メディア創成学類に入学。お金を使わず贅沢する「ドケチ快適」のプロ。腕時計は買った値段より高く売却、ロールスロイスは実質10万円で購入。著書に『腕時計投資のすすめ』(イカロス出版)と『もう新品は買うな!』がある

もう新品は買うな!もう新品は買うな!

もう大量消費、大量生産で無駄遣いをするのはやめよう


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