●オムロン 温熱低周波治療器 HV-F312 購入価格：1万3800円／サイズ：W71×D31×H165mm／重量：220g 低周波治療器といえば、バラエティ番組などで罰ゲームで使われるもの。そんな印象もあるやもしれないが、れっきとした医療機器である。電気により神経や筋肉に刺激を与えて、血行促進や筋肉の緊張緩和を目的とする機器だ。 オムロンの低周波治療器には以前から興味があったのだが、筆者が通っている接骨院の先生による勧めもあって購入に至った。デスクワーカーの宿命として、筆者ももれなく腰痛や肩コリに悩まされている。その改善や疲れにくい体づくりに繋がれば……という思いからだ。 結論から言うと、良い買い物をしたと感じた。たっぷり疲れた日はお風呂で温まった体に低周波治療器を肩に貼りつけて、のんびり動画を見る。この時間の至福たるや……。普段は肩周りを治療しているが、足裏や腰もたまらなく心地よい。 「HV-F312」の特徴として、高い周波数による「深部モード」なるコースがある。低周波治療は筋肉の表層ではなく奥深くに刺激を与えたほうが効果が高いとされており、これが効果的に血流を促進してくれているのかもしれない。強さ調整は20段階で、普段は13前後を使っている。本体は充電式のため、コードレスに使えるのもありがたい。 その一方で、懸念していたのが粘着パッドの耐久性だ。ネットのレビューを見ると粘着力がすぐになくなるという声もあるが、数週間使った時点でその気配は感じていない。筆者は入浴して汗を流してからパッドを貼るようにしているが、使用前は皮膚の汚れを落としておくことが重要かもしれない。粘着パッドは単体でも発売されている。 この低周波治療が肩コリ改善に繫がるかは未知数だが、「HV-F312」は毎日の使いやすさと刺激の強さが気に入っている。寒くなってくるこれからの季節は体が硬くなりやすい。入浴と電気治療の挟み撃ちで、体をほぐしてやろうじゃあないか。