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話題の「透明イヤホン」の実力は? 2万円以上出して購入してみた結果…

話題の透明イヤホンが、見た目も音質も進化!

ジバラーガジェット

透明イヤホンや透明スマホで話題をさらったNothing社の最新ワイヤレスイヤホン。前モデルよりかなり値上がりしたが、その価格に見合う性能を有している

 カール・ペイ氏が率いる英国のプロダクトブランド、Nothing。’20年に生まれたこのブランドは、記事執筆現在で3つのワイヤレスイヤホンと1つのAndroidスマートフォンを世に出している。同ブランドが初めて手がけたプロダクトはワイヤレスイヤホンの「Ear(1)」で、その透明デザインに多くのユーザーが驚かされた。以降、透明デザインはNothingのアイコンとなってゆく。  今回紹介する「Ear(2)」は、待望の後継機となるモデルだ。筆者はいろいろなワイヤレスイヤホンを有しているが、現在はこのイヤホンを普段使いにしている。とにかくフィット感がよく、装着感がラク。音質やノイキャンの性能も文句がなく、電車やバスの走行音、カフェの喧騒などは気にならないレベルまで消音してくれる。 「Ear(2)」を紹介するなら、デザインに触れないわけにはいかないだろう。透明パーツを採用したケースはとても個性的で、デスクの上でもカバンの中でも目を引く存在だ。この特別感こそ、スペックに表れない「Ear(2)」の魅力なのは間違いない。勘違いしないでほしいのは、決して「デザインがユニークだから性能は二の次」とはなっていない点だ。前モデルに関してはややそういったきらいがあったのだが、今回のモデルはデザインの奇抜さだけでなく、音質面でも勝負できるイヤホンに仕上がっている。

透明パーツの宿命で…

 ただ、透明パーツの宿命というべきか、使い続けていると細かなスレ傷が増えてくる。ケースの上部が傷で白くなってきてしまった。筆者はこれも味と考えているが、透明の美しさをキープしたいなら直接ポケットに突っ込むといった雑な使い方は避けたほうが賢明だ。  Nothingブランドはガジェット界隈からの注目度も高い。独特のプロダクトデザインは、所有欲を大いに満足させてくれるだろう。
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