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令和のウォークマン、音質が「スマホとはこんなにも違いがあるのか!」と驚き

令和のウォークマンは、ワイヤレスも高音質!

ジバラーガジェット

「NW-A300」シリーズは、約3年ぶりのモデルチェンジを遂げたエントリー向けのウォークマン。音質だけでなくUIの操作性なども大きく向上している

「ウォークマン」という言葉に懐かしさを覚える人も少なくないだろう。スマホで音楽を聞くのが当たり前になっている昨今、わざわざ音楽再生のためだけのガジェットを購入する人は、よほどの音楽好きとみなされる。だが、スマホで聞く音楽では決して届き得ない「良い音」には、それだけの価値が十分にある。  普段はスマホとワイヤレスイヤホンで音楽を聞いている筆者が「NW-A307」に注目した理由は、ワイヤレスでも高音質に、なおかつ手軽に聞けるという点だ。筆者はストリーミングサービスは利用しておらず、mp3やwav音源を直接スマホに入れる昔ながらの方法で音楽を聞いている。この方法はスマホのストレージ容量という制限があるため、好きな曲をすべてスマホに入れることはできなかった。筆者が購入した「NW-A307」の容量は64GB+microSDカードで32GBまで追加できるため、ほぼノンストレスに曲を持ち歩けるようになった。

数秒のイントロだけで「全然違う」

 そして音質については、普段使っているワイヤレスイヤホンをウォークマンにペアリングし同じ曲を聞いたところ、数秒のイントロだけで「全然違う」と実感できた。  FLACやDSD音源といったハイレゾ音源を再生できるのもウォークマンの利点だが、ソニー独自の高音質化機能「DSEE Ultimate」が今モデルからはワイヤレスでも有効化できるようになったのも効いているだろう。今モデルはSpotifyなどのストリーミングサービスでも高音質化が使えるため、ストリーミング派にとってもウォークマンを選ぶ意義が出てきた。  ウォークマンのようなDAP(デジタルオーディオプレーヤー)を買ったのは数年ぶりだが、「今まで聞いていたスマホとはこんなにも違いがあるのか!」と、心底驚いた。本体もコンパクトで邪魔にならないし、これからは電車の移動中でも素晴らしい音楽が楽しめそうだ。
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