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元セクシー女優が業界の“給与システム”を暴露。「単体女優は月収300万円」は本当なのか

単体女優が企画女優へ切り替わると、ギャラが増えることも

たかなし亜妖さん

単体女優から企画女優へ転身することで収入がアップする女優もいるようだ

 単体女優がメーカーとの契約を終了した場合、“企画女優”という呼び名に変更される。そうなると、一つの場所に縛られずオファーがあった分だけ撮影をする形となるため、月給制から歩合制へと切り替わる。人気・知名度によっては急激に仕事が殺到し、単体時代よりも大きな稼ぎを狙える可能性があるのだ。  正直なところ、毎月1本で数百万円クラスを稼いでいた人からすると、企画という立場はあまり魅力的でない。なぜなら企画女優は単体に比べると作品一つあたりのギャラが下がるうえ、オファーの数だけ仕事を受けていれば稼働日数も増えてしまう。  毎月のんびり稼ぎたいタイプや、せかせか働くのを得意としていないタイプ、撮影日以外は家に居たいタイプだと多忙な現実が苦痛になる。専属契約が切れた後、このような理由で引退を決める女優は意外と少なくないようだ。  また、月給30万~100万円以下で契約を交わしていた女優だと、企画への転身がいい方向へ転ぶことも多い。例え話だが1本手取り約25万円の撮影を月に3本、約20万円を2本こなせば月収100万円はゆうに超える。そのまま企画カテゴリーの人物として人気が出れば、今までよりもハイペースで稼ぎ続けられるのだ。

「単体女優=安定している」わけではない

 単体女優といえど、ギャラの高低差が激しい。専属だからこそ身動きをしづらい時もあるが、肩書きをフルに使えば手を伸ばせる範囲も広い。確かに一般の人々が想像するより給料相場は低いかもしれないが、活動の仕方と努力次第では稼ぎが青天井になる。そんな可能性を秘めているのだ。  ただ、現在のセクシー業界の売り上げが依然として変わらなければ、メーカーも女優に対して昔のような高額ギャラをボンボン提示することは難しい。それが例え、元芸能人でも……。  さて、単体について説明をすると次は企画女優のことが気になるだろう。次回は彼女たちのギャラ事情にフォーカスをあてていくのでお楽しみに。 文/たかなし亜妖
元セクシー女優のフリーライター。2016年に女優デビュー後、2018年半ばに引退。ソーシャルゲームのシナリオライターを経て、フリーランスへと独立。WEBコラムから作品レビュー、同人作品やセクシービデオの脚本などあらゆる方面で活躍中。
Twitter:@takanashiaaya
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