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元セクシー女優が業界の“給与システム”を暴露。「単体女優は月収300万円」は本当なのか

「単体女優の月給が300万円」は昔の話

たかなし亜妖さん

「脱げば稼げる」という時代は終わり、業界も冬の時代に突入している……

 よくネットの世界では単体女優は月収300万円~と言われているが、現実は厳しいもので、今のセクシー業界で帯3つを手にできる存在は決して多くない。「いない」とは断言できないが、極めて少ないという言い方が正しいだろう。  女優のクオリティそのものは以前に比べて上がっているにも関わらず、ギャラは下がるばかり。その理由は正規ルートで作品を購入しない人々が増えたため、メーカーも予算の都合がつかなくなっているのだ。最近では女優の手取りが70万~100万円あれば優秀な方で、なかには“単体女優”の肩書を持たせるために1本30万円台で専属契約を交わす場合もある。こうなれば、昼の仕事と給料の大差はない。 「脱ぐ覚悟を決めれば稼げる時代」はとうの昔に終わっていた。お金目的で女優を志願する女性からすると非常に夢のない話かもしれない。だからこそプロダクション所属後に現実を知り、デビューを取りやめるのもよくある話なのだ。

単体女優は月一撮影のほかにどう稼ぐのか

 単体女優は高額ギャラを提示されれば稼げること、そして契約が続けば安定した収入が得られるのが大きなメリットと言えよう。とは言っても、月一回のメーカー撮影のみなら契約料がアップしない限り月給が上がりも下がりもしない。なので彼女たちは週刊誌のグラビア撮影のオファーに応じ、個人撮影会やイベント、オフ会を開き、呼ばれたイベントに出演するなどして収入を増やしていく。  最近はSNSでのPR案件やライブ配信、YouTubeを始める女優も多く、撮影をせずとも収入が得られることも。意外とネット上での活動が跳ねたりして、場合によっては副業がてら始めた活動で多くのお金を手にしている人もいる。  単体女優はいわばセクシー業界の花形的存在なので、人気と知名度が見合っていれば本業以外の仕事も入りやすい。たとえ撮影一本あたりのギャラがそう高くなくとも、他で稼ぐ術を見つけることに成功できたのなら毎月そこそこの収入を手にできるのだ。
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企画女優の方が稼げるケースも
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元セクシー女優のフリーライター。2016年に女優デビュー後、2018年半ばに引退。ソーシャルゲームのシナリオライターを経て、フリーランスへと独立。WEBコラムから作品レビュー、同人作品やセクシービデオの脚本などあらゆる方面で活躍中。
Twitter:@takanashiaaya

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