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偏差値35、いじめられっ子が東大合格できた理由。エリートへの反骨を糧に

東大に合格したのはエリートばかりでない

西岡壱誠さん

 東京大学といえば、日本最難関クラスの大学。そこに通う学生の多くは、小さなころから塾通いをして名門中高を通ってきた、いわゆる「エリート」たちです。  しかし、それがすべてではありません。一部には、まったくエリートらしからぬ道筋をたどって東大に合格した学生もいます。ここでは、元落ちこぼれや休学経験者など、「普通の東大生」らしからぬ道を辿って東大へ入学した、みなさんの知らない「リアルな東大生」の姿をお届けします。

偏差値35からの大逆転

「僕は小学校のころから高校生になるまでずっと、成績が悪かったんです。だから、小さい頃は自分が東大に行くなんて考えたこともありませんでした」  そう語るのは現役東大生にして作家、そして現在は社長業を営んでいる西岡壱誠さん。今でこそ現役の東大生として様々な教育・受験情報を発信している彼ですが、もともとは「偏差値35」というほど成績が悪かったと言います。  そして、この成績の悪さは小中高と10年以上にわたって彼を追い詰め続ける要因となりました。彼は、その成績不振などから、常にいじめにあっていたのです。  アレルギーのために、私立小学校へ通うことを余儀なくされた小学校時代の西岡さん。そこで待っていたのは「勉強ができないから」という、あまりにも一方的な理由でのいじめでした。
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いじめっ子たちに感じた同情
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1997年生まれ。世帯年収300万円台の家庭に生まれながらも、効率的な勉強法を自ら編み出し、東大合格を果たす。著書に最小限のコストで最大の成果を出すためのノウハウを体系化した著書『東大式節約勉強法』、膨大な範囲と量の受験勉強をする中で気がついた「コスパを極限まで高める時間の使い方」を解説した『東大式時間術』がある。株式会社カルペ・ディエムにて、講師として、お金と時間をかけない「省エネ」スタイルの勉強法を学生たちに伝えている。(Xアカウント:@Temma_Fusegawa

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