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コスタリカ戦で日本サポーターが戦った“もう一つの敵”。ゴール裏の記者が悶絶

熱中症の危機……

コスタリカ戦

写真/日本雑誌協会

 後半になるとさらに気温は上がり、一方で冷房の直撃を受けている下肢と腰は自分の体とは思えないほど冷え切っていた。顔は火照り、ついには頭痛を覚える状態に。このままでは熱中症になる……。  水分補給をせねばと思うのだが、飲食物の持ち込みが厳しく制限されているスタジアム内。水を買おうにもペットボトル1本400円(10カタールリアル)、コーラなどの飲料に至っては1本600円(15カタールリアル)するので、どうしても躊躇してしまう。  1本の水を少しづつ口に含みながら、立って日本に声援を送り続けたが、後半41分の失点シーンには思わず座り込んでしまった。
コスタリカ戦

後半は西日がキツく、記者はグロッキー状態に

 猛攻実らず試合終了−−敗戦のショックに立てず、ではなく、下肢が痺れてしまいすぐには立てない状態に。ゴール裏サポーターもぐったりしているように思えた。

震えながら観戦したサポーターも

   その後、ゴール裏ではない場所で観戦していたサポーターに聞いたが、屋根の陰で陽が全く入らない場所は極寒で、震えながら日本代表を応援していたと言うから、それもまた苦行だっただろう。
コスタリカ戦

西日のなか、肩を落として帰途につく日本サポーター

 とにかく、次戦スペイン戦はドイツ戦と同じカリファ国際スタジアム。最終戦のキックオフ、現地時間午後10時は、午後の熱気とは一転、肌寒くなる時間だ。そこでもクーラーと外気温、サポーターには「大きな敵」が立ちはだかっている。 取材・文・撮影/遠藤修哉(本誌)
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