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コスタリカ戦で日本サポーターが戦った“もう一つの敵”。ゴール裏の記者が悶絶

観客席を焦がした灼熱のコスタリカ戦

 現地時間11月27日午後1時(日本時間同午後7時)、カタール・ドーハで開催されている、W杯で日本はコスタリカ代表に0−1で敗れた。グループリーグ初戦でドイツ代表に逆転勝ちした日本代表、勝てば2大会連続の決勝トーナメント進出がほぼ決まっただけに、”格下”と見られていた相手に痛い敗戦となった。  相手のコスタリカ代表は、初戦で0-7でスペインに敗れ、後がない状態だった。スペインにシュート0本に抑えられ、この日の試合でも日本が終始押す展開。コスタリカが2試合で放った唯一の「枠内シュート」が日本のゴールを揺らすというなんとも皮肉な試合となってしまった。
コスタリカ戦

コスタリカ戦の会場となったアフメド・ビン=アリー・スタジアム

コスタリカ戦

灼熱のなか、開門の10時を前に列をつくる日本サポーター。しかし、定刻には開門しなかった

気温31度、そして直射日光

 記者もこの試合、アフメド・ビン=アリー・スタジアムの1階、ゴール裏応援席で観戦した。この日の試合開始時刻、午後1時の気温は31度、湿度28%。試合開始3時間前の午前10時にスタジアムに到着した記者だったが、その段階で直射日光がかなりキツく、ただ観に来ているだけの人間でも「暑い」と感じる気温と湿度。選手はかなり厳しいのではと思っていたのは正直なところだった。
コスタリカ戦

スタジアム外周でも、日陰に入っていないと厳しい気温

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試合直前のゴール裏、日本サポーター席。直射日光が容赦なく降り注ぐ

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苛酷な暑さのなか、ピッチ上の選手たちの消耗はいかほどだったか(写真/日本雑誌協会)

 スタジアムに入って驚いた。クーラーが効いており、コンコースがかなり涼しい。日本サポーターが陣取るメインスタンドから見て左側にはスタジアムの周縁を覆う屋根の間からはさんさんと午後の日差しが注ぎ込んでいた。
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