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家に眠る「不要品」合計額は一人あたり34.5万円。最も高く売れるものは

給料は上がらないのに、度重なる値上げ。財布が寒いなか、いま中古品に熱い視線が注がれている。年末の大掃除で出た“お宝”を売り、生活防衛に励もう!

家に眠る“かくれ資産”は一人あたり34.5万円!

かくれ資産

写真はイメージです(以下同)

何年も着ていない服、観賞用のオブジェと化した本やCDやゲーム、まともに動くかすら疑わしい家電や埃をかぶった家具、今や興味を失った趣味が高じて買った品々……。 年末の大掃除で出たこうしたゴミが、実は宝の山かもしれないのをご存じだろうか。 フリマアプリ最大手の「メルカリ」が’21年11月に実施した調査によれば、1年以上使用しておらず、特に理由もなく家庭内に保管している不要品は、日本全国で43.7兆円。国民一人あたりでは約34.5万円にもなるという。

最も高額での売却が期待できる“かくれ資産”は…

消費者行動の統計に詳しいニッセイ基礎研究所の久我尚子氏はこう話す。 「フリマアプリの浸透で各家庭の不要品は減っているものの、取引される商品が幅広くなったことで平均取引価格は上昇しており、“かくれ資産”の規模は、総対的に現在も変わっていないはずです」 「メルカリ」の調査では、調査対象の5カテゴリーのうち、最も高額での売却が期待できる“かくれ資産”は「書籍・CD・ゲーム」で、約12.1万円。次いで服飾雑貨の約11.7万円だ。
かくれ資産

37カテゴリーのアイテムを5分類し、かくれ資産の保有数を「メルカリ」が調査・算出(’21年11月実施。対象は10~60代の男女合計2549人)。各カテゴリーの保有数をメルカリでの平均取引価格と掛け算して資産額を算出

「性別・年代別で見ると、トップは60代以上の女性で、かくれ資産額は平均約56万円と高齢になるほど平均値は高い。また、子供を持つ世帯もモノが多くなるので、同様の傾向が見られます」 ちなみに、青春時代にサブカルチャーに慣れ親しんだ40・50・60代男性は、それぞれ約39万円、約42万円、約46万円。ホビーやゲームなど趣味系アイテムが金額を押し上げている。
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