ライフ

24時間営業のファミレスは壊滅状態。首都圏にギリギリ残っているお店を数えてみた

2023年の深夜営業事情

 では、2023年の24時間営業事情はどうなっているかというと、24時間営業に積極的なファミレスは以下の通り。 ・ジョイフル(のみ!)  2019年時点では、上記にジョナサンとデニーズがあったわけですが、今では「ジョイフル一択」という状態。さらに、ジョナサンとデニーズは24時間営業をやめただけでなく、23時閉店という店舗が多くなっており、深夜帯(0時以降)に営業している店舗は「ほぼ無い」のです。  また、2019年時点で「深夜2時まで営業が多数派」という状態だったガストとサイゼリヤも、今となっては23時前後で閉店という店舗が多い状態。特にサイゼリヤの閉店時間は早くなっており、21時や22時が閉店というお店が多いように感じます。  ただ、その一方でココスは、深夜2時まで営業するという店舗が多く、2019年と今とで営業形態が変わっていないといえます。また、びっくりドンキーも2019年時点と基本的に変わっていない印象。深夜0時過ぎまで営業する店舗が多く、北海道地区に限っては「24時間営業店舗が残っている」という状態であります。  そして、ファミレス以外では、2019年まで「24時間営業が当たり前」という印象があった牛丼系でも、吉野家が「脱・24時間」という雰囲気になっています。また、深夜営業に積極的だった焼肉の「安楽亭」も営業時間が短くなっており、23時閉店といった店舗が多くなっている印象です。

24時間営業するファミレスは壊滅状態

 その結果、現在では、日本を代表する大都市、東京ですら、24時間営業する飲食店は「限られる」という状態になっているわけです。特にジョイフルが東京23区に実店舗を出店していないため、ファミレスに関しては24時間営業は壊滅状態。  現在、東京近郊で深夜営業の飲食店に行こうと思ったら、 ・マクドナルド ・松屋 ・すき家 ・ココス(深夜2時まで営業が多い傾向) ・富士そば ・ラーメン店全般  という選択肢が基本。“そこら中に店舗がある”という観点では、「マクドナルド/松屋/すき家」という3つの選択しか、24時間営業飲食店が無いという状況だといえます。  2019年までであれば、上記に加えて、 ・吉野家 ・ジョナサン ・デニーズ ・サイゼリヤ(深夜2時まで営業が多い傾向)  がたくさんあるという状況だったわけですから、深夜営業飲食店の選択肢はずいぶん減ったといえるのです。
次のページ
東京近郊で現在、深夜営業している店は?
1
2
3
4
1986年生まれ。日本初の腕時計投資家として、「腕時計投資新聞」で執筆。母方の祖父はチャコット創業者、父は医者という裕福な家庭に生まれるが幼少期に両親が離婚。中学1年生の頃より、企業のホームページ作成業務を個人で請負い収入を得る。それを元手に高級腕時計を購入。その頃、買った値段より高く売る腕時計投資を考案し、時計の売買で資金を増やしていく。高校卒業後は就職、5年間の社会人経験を経てから筑波大学情報学群情報メディア創成学類に入学。お金を使わず贅沢する「ドケチ快適」のプロ。腕時計は買った値段より高く売却、ロールスロイスは実質10万円で購入。著書に『腕時計投資のすすめ』(イカロス出版)と『もう新品は買うな!』がある

もう新品は買うな!もう新品は買うな!

もう大量消費、大量生産で無駄遣いをするのはやめよう


記事一覧へ
おすすめ記事
ハッシュタグ