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24時間営業のファミレスは壊滅状態。首都圏にギリギリ残っているお店を数えてみた

2019年頃までの24時間営業事情

ジョナサン

今となっては絶滅してしまった、ジョナサンの「24時間営業」看板(2019年11月に撮影)

 当時、24時間営業に積極的だったファミレスは、 ・ジョナサン(すかいらーく系の関東近郊ブランド) ・デニーズ ・ジョイフル  というラインナップでした。  それより前の段階では、上記に「ロイヤルホスト」が加わったわけですが、ロイヤルホストは2015年頃を境目に24時間営業店舗が激減。かつて24時間営業だった店舗は、2019時点で深夜0時までの営業というスタイルとなっていました。  ロイヤルホストが無いとはいえ、ジョナサンとデニーズが24時間営業に積極的だったため、東京都内では「24時間営業の選択肢が多い(そこら中に24h営業ファミレスがある)」という状態だったといえます。  ちなみに、ジョナサンと同じすかいらーく系のガストは、2019年当時、深夜2時まで営業の店舗が多く、24時間営業店は少数派でした。  また、サイゼリヤとココスは、だいぶ前から深夜2時までの営業店舗が多数派という傾向があり、2019年時点でもそれに違いはなかったといえます。

専門店系チェーンの深夜営業事情は?

 さらに、ハンバーグや焼肉といった専門店系チェーン店としては、関東では焼肉チェーンの「安楽亭」が深夜営業に積極的で、深夜4時や5時まで営業という店舗が多く存在しました。なお、びっくりドンキーも深夜時間帯まで営業する店舗が多い傾向で、北海道地区に限っては、「24時間営業ファミレスはびっくりドンキー一択」という状態でした。  そして、ファミレス以外の飲食店としては、牛丼系(吉野家・松屋・すき家)とマクドナルド、またラーメン店全般が深夜営業に積極的だったといえます。  余談ですが、マクドナルドはかつて22時までの営業が一般的で、24時間営業はおろか、深夜の時間帯に「やっている」という感覚はありませんでした。それが変化したのは、原田泳幸氏が社長だった時代の2006年。ドライブスルー店舗の多くで24時間営業を実施し始め、それ以降「マクドナルドは24時間食べられる」という状態が続いているわけです。
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2023年の深夜営業事情
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1986年生まれ。日本初の腕時計投資家として、「腕時計投資新聞」で執筆。母方の祖父はチャコット創業者、父は医者という裕福な家庭に生まれるが幼少期に両親が離婚。中学1年生の頃より、企業のホームページ作成業務を個人で請負い収入を得る。それを元手に高級腕時計を購入。その頃、買った値段より高く売る腕時計投資を考案し、時計の売買で資金を増やしていく。高校卒業後は就職、5年間の社会人経験を経てから筑波大学情報学群情報メディア創成学類に入学。お金を使わず贅沢する「ドケチ快適」のプロ。腕時計は買った値段より高く売却、ロールスロイスは実質10万円で購入。著書に『腕時計投資のすすめ』(イカロス出版)と『もう新品は買うな!』がある

もう新品は買うな!もう新品は買うな!

もう大量消費、大量生産で無駄遣いをするのはやめよう


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