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株価10倍以上に成長する「テンバガー」の意外な見つけ方。会社四季報の達人が伝授

ハプティクス

デジタル技術 そこで注目されるのが、ハプティクスである。ハプティクスとは手触りや衝撃といった触覚をデジタルで再現する技術のことであり、この技術とメタバースが融合すれば、とてつもない世界が出現するに違いない。

建設RX

 この言葉は、四季報(2022年夏号)のブレインズテクノロジー(4075)とムロコーポレーション(7264)のコメント欄にあった。  前者は建設業を中心に異常検知と企業内検索エンジンを提供している企業で、「【新分野】ゼネコン参画の建設RXコンソーシアム入会、作業現場ロボティクス化を開拓」と書かれていた。後者は精密部品メーカーで、「建設RXコンソーシアムに参画、 工場の自動化などで技術連携推進」とあった。 「RX」とは、ロボティクス・トランスフォーメーション(Robotics Transformation)のことで、デジタル変革(DX)になぞらえた「ロボット変革」を意味する。  2021年9月に、建設施工ロボット・IoT分野での技術連携を目的とした「建設RXコンソーシアム」が鹿島建設・竹中工務店・清水建設の大手3社を中心に発足。 2023年1月現在で会員数は正会員28社・協力会員137社の計165社を数えるという。  両社ともに建設RXで輝きそうな銘柄になっていると言えるだろう。
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複眼経済塾 代表取締役塾長。1967年生まれ。1990年筑波大学第三学群基礎工学類変換工学卒業後、野村證券に入社。個人投資家向け資産コンサルティングに10年、機関投資家向け日本株セールスに12年たずさわる。野村證券在籍時より、『会社四季報』を1ページ目から最後のページまで読む「四季報読破」 を開始。20年以上継続中で、2022年秋号の『会社四季報』をもって、計100冊を完全読破。2013年野村證券退社。2014年四季リサーチを設立し、代表取締役就任。2016年複眼経済観測所を設立、2018年複眼 経済塾に社名変更。テレビ・ラジオなどの投資番組に出演多数。『インベスターZ』の作者、三田紀房氏の公式サイトでは「世界一『四季報』を愛する男」と紹介された。著書に、『会社四季報の達人が教える 誰も知らない超優良企業』(SB新書)、『会社四季報の達人が教える10倍株・100倍株の探し方』(東洋経済新報社)、『日経新聞マジ読み投資術』(総合法令出版)などがある。

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