仕事

職場で「話が面白い人」と評価されるには?仕事で得する“一言フレーズ”3つ

 一生懸命説明をしているのに、相手に伝わらなくて悩んだ経験、誰にでも一度はあるはず。実は、説明上手な人は、共通して使っているキラーフレーズがあるというのは、株式会社Zenyum Japan(ゼニュムジャパン)社長を務める伊藤祐さん
ターニングポイント

※画像はイメージです(以下同じ)

 彼が、かつて外資系コンサルティングファームなどで学んだ「説明メソッド・キラーフレーズ」を1冊にまとめた著書『得する説明 損する説明』(SBクリエイティブ)。本書より、あなたも明日から使える「話がわかりやすい」と言われる説明メソッドを紹介します(以下、同書より一部編集のうえ抜粋)。

フレーズ1:[示唆出し]ここから言えることとしましては

「説明がわかりづらい!」「何を言いたいのかハッキリしてくれたまえ!」と言われてしまう人の特徴の1つに、「つらつらグセ」があります。思いつくままに断片的な情報を提供していってしまうため、聞き手からすると「で?」となってしまうのです。  そのような事態を回避し、「うわー、この人の話おもしろい!」「それすごい重要なことだな」と聞き手に思ってもらうためのフレーズが、この「示唆出し」です。外資系企業やコンサルティングファームでは、ちょっとカッコつけて「インサイト」と言ったりもします。

議論を進化&深化させる効果がある

得する説明 損する説明

伊藤祐『得する説明 損する説明』(SBクリエイティブ)

 データや事例などの説明をした後に、「ここから言えることとしましては」という枕詞をつけつつ、どんな意味合いがあるのか明確にすることで、議論を進化&深化させる効果がある強力なフレーズです。  たとえばですが、現在都内のマンション価格がどんどん高騰しています。通常、マンションは築年数が経過するごとにどんどん価値が低下していくのが普通ですが、都内、特に湾岸沿いのマンションは、築年数が10年経過しても新築時の1.5倍の値づけがされていることも珍しくありません。  この情報だけだと「ふーん、これから都内に家を買いたい若者は大変だねえ」とか「都心に住むのはキツすぎる。フルリモートワークで郊外に住むか」みたいな感想しか出てこないですが、「示唆出し」をする意識で考えてみると、けっこうおもしろいです
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示唆は「正解」よりも「おもしろさ」
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外資系デンタルケア企業の日本法人「Zenyum Japan」の代表取締役社長。「口腔ケア領域で、最高のSmileのための最高のサービスを提供し続ける」という会社のミッションを推進する傍ら、「グローバル企業の日本法人経営者」という新時代のキャリアを普及させるべく、講演や執筆活動に積極的に取り組んでいる。ツイッター(@TasukuIto5)、noteなどでも積極的に発信中。著書に『得する説明 損する説明』(SBクリエイティブ)

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