トラリピ運用で平均月20万円! 「トラリピは人生の選択肢を増やしてくれるツール」
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前回の記事「なぜFXが資産運用に向いているのか? トラリピ先生が明朗回答」(https://nikkan-spa.jp/1895678)に続いて、会社員として働くものの今の収入に満足できず、将来に対する不安から「美味しいものを食べたり旅行にも行きたい」という“フツー”の望みも我慢している金田さんが“トラリピ先生”に資産運用を教わります。
参考書籍:『トラリピ運用の教科書 入門編』
トラリピ先生:今回はより具体的に「トラリピ」の詳しい仕組みについて解説しましょう。まずは、次の問題を考えてみてください。
金田:え~、わからないなあ。でも、だんだん右肩下がりになってるし、これからもだんだん下がるんじゃないですか?
トラリピ先生:たしかに、同じような動きをして下がりそうな感じもしますね。でも、これで底打ちをして、このあと上がるかもしれないですよね。相場がどのように動くかは誰にもわかりません。「これから上がるのか」「下がるのか」「いつ買って、いつ売ればいいのか」を正確に予想するのは、プロでもとても難しいんです。投資初心者だったら、正確に当てられなくても仕方ありません。
そもそも投資とは、安値で買って、タイミングを見計らって高値で売ることができれば、収益をあげることができます。しかし、このようにうまく売買して儲けるには、相場を正確に見通す力が必要になり、実際はとても難しいことです。
金田:それじゃあ、どうしたらいいんですか?
トラリピ先生:「これから上がるのか、下がるのか」「どこが安値か、どこが高値か」を正確に予想するのは難しいですが、「上がっても1ドル=115円くらいまで」とか「下がっても1ドル=100円くらいまで」などのように、「しばらくはこのあたりで上下するのでは?」という“範囲の予想”だったら比較的しやすいですよね?
為替相場は一定の範囲内で上下を繰り返す「レンジ相場」を形成しやすい傾向があります。そのため、「これくらいの範囲で上下するのでは」という「動きそうな範囲」なら予想しやすいですよね。それに、「通貨」ですから価値がゼロになることはまずない、というのもFXの大きなメリットです。また、FX市場は24時間取引可能ですが、私たちは仕事中や就寝中も値動きを見るわけにはいきませんよね。
こういったFX市場と私たち個人投資家の両者をうまく結び付ける取引手法が「トラリピ」なのです。
トラリピ先生:「トラリピ」は「トラップリピートイフダン」の略で、「トラップ」「リピート」「イフダン」の3つの要素から構成されています。
FXでは「●円で買って、▲円で売る」とピンポイントで予想するのは難しくても、「しばらくは105円~115円くらいの範囲で上下するのではないか」というように、「動きそうな範囲」を予想することはできますよね。
「動きそうな範囲」を予想することで、相場を「点」ではなく「面」で捉えるのがトラリピのコンセプトです。
金田:相場の値動きを正確に予想するのは難しいけど、「動きそうな範囲」予想なら、私にもできそうだなあ。
トラリピ先生:その予想した範囲に広くトラップ(ワナ)を仕掛けるように、「リピートイフダン」(「●円で買って▲円で売る」というイフダン注文を繰り返し行う発注機能)を並べていくのです。これによって、たくさんの売買を手間なく機械的に自動で繰り返すことができるようになります。
このように、「動く範囲を予想」し、リピートイフダンのトラップ(ワナ)を複数仕掛け、相場の細かい値動きを利益に変えていくのがトラリピです。トラリピは相場の読みを必要とせず、たくさんの注文を広い範囲に仕掛けておくことで、日々の上下(=総推移)をリピート機能で手間なく狙い続ける戦略です。為替相場がトラリピを仕掛けた範囲内で推移すれば、利益を積み重ねられ、毎日が財産になるのです。
金田:大きな利益を狙わずに、小さな利益を積み重ねるんですね!
※「トラリピ」は、取引の利益を保証するものではありません。仕掛け方によっては多額の資金が必要となったり、設定したレンジ内であっても、損失を被ることがあります。
トラリピ先生:その通りです! では、具体的に2017年4月時点の実際のチャートで見てみましょう。この頃のレートは1ドル=111円ほどでした。当時のチャートを見て、「105円~115円の範囲で動きそうだな」と予想したとしましょう。その予想した範囲にリピートイフダンのトラップ(ワナ)を複数仕掛けます。
するとこのチャートでは、合計48回の利益を確定できています。それぞれのトラップで1万通貨買っていれば、利益確定されるたびに1万円が儲かるので、合計48万円儲かったことになります。
金田:え、そんなに儲かったんですか!? しかも一度設定したら自動でやってくれるんですよね。トラリピってすごい!
トラリピは「上がりそう」「下がりそう」ではなく、これからレートが上下しそうな「範囲を予想」するだけ。そのため、正確な相場分析を必要とせず、相場を予想する頻度も非常に少なくすることができる。
FX は24 時間変動する。しかし、トラリピは自分が決めた価格で自動的に売買を繰り返すことで、通勤中も、仕事中も、家事をしているときも、寝ているときも、投資家に代わって24 時間、システムがレートを見張り続け、利益を狙い、普段の暮らしをジャマしないFX が実現できる。
一般的に敬遠される乱高下の局面でも、トラリピのリピート機能は売買チャンスを逃さない。むしろ予想した範囲内では、乱高下するほど収益チャンスが高まることも、トラリピの大きな強みとなる。
トラリピ先生:さて、今回はトラリピで1億円を運用し、平均して毎月100万円程度を稼ぐ個人投資家の鈴さんにお越しいただきました。鈴さんはトラリピなどを解説する「不労所得でセミリタイアを目指す30代のブログ」を書かれていて、実際に2018年にセミリタイアをされているんですよね。最初に投資を始めたのはいつ頃でしたか?
鈴:投資を始めたのは2015年でした。当時、大手IT企業のSEとして働いていて、節約と残業で50歳までに1億円を貯めて早期退職しようと考えていましたが、年々仕事の量が増えていき、ついには3つのプロジェクトを抱えることに……。「これは50歳まで働くのは無理だ!」と思って、資産運用を始めたのがきっかけです。
金田:そこから順調に資産が増えたんですか?
鈴:最初は個別の株式投資でうまくいってたのですが、FXの裁量トレードや、トルコリラや南アフリカランドなどの高金利通貨を買うスワップ投資に挑戦して大失敗してしまい、500万円失ってしまいました。
金田:ええ、500万円も!? そこからどうやって今の成功に?
鈴:すごいショックを受けたのですが、半年ほど前に30万円程度を入れていたマネースクエアの口座を思い出して。ふと見てみると、トラリピで3万円ほど増えていたんです。金額としては小さいですが、自分が500万円も損していた時期に、ほったらかしで10%も増えていた。これを見て、「トラリピをうまく使えば、チャートを見続けなくても儲けられるかも!」と思って200万円で再スタートしたんです。
トラリピ先生:一度設定したら、チャートも見ずに半年で10%増えていた。まさにこれこそがトラリピの魅力ですね!
金田:投資初心者の私がトラリピを始めるとしたら、どうしたらいいですか?
鈴:初心者向けには、相場を予想せずに広いレンジに仕掛ける「トラリピワイドレンジ戦略」というのがいいと思います。リーマンショックが起きても大丈夫なように、幅広く仕掛けるトラリピ設定です。
金田:トラリピワイドレンジ戦略ですね! リーマンショックが起きても大丈夫という設定だったら、安心して長期で運用できますね。具体的にはどのような戦略なんですか?
鈴:まずは20万円を元手に、1 豪ドル=1.008NZドル~1.144 NZドルに買いトラリピを仕掛け、1 豪ドル=1.158 NZドル~1.294 NZドルに売りトラリピを仕掛けます。取引単位はそれぞれ1000通貨単位で、トラップ値幅は0.008 NZドル(18本)、利益値幅は0.006NZドルです。
資金に余裕が出てきたら、ほかにもユーロ/ポンド(約20万円)、NZドル/ドル(約20万円)、カナダドル/円(約30万円)、ドル/カナダドル(約30万円)、ユーロ/円(約30万円)、豪ドル/円(約30万円)の通貨ペアを追加していきます。合計190万円ほどあれば、この7通貨ペアを運用することができます。さまざまな通貨ペアを組み合わせることで、単独の通貨に依存しないようにしています。
金田:20万円でいいなら、私にもできそう!
鈴:もっと資金が増えてきたら、トラップの本数を増やしていきます。ほかの通貨ペアも同様にトラップの本数を増やし、合計2000万円ほどあれば、私の「トラリピワイドレンジ戦略」は完成します。そうすると、190万円の時と同様にリーマンショックでもコロナショックでも耐えられるリスクを維持できます。
これまでトラリピワイドレンジ戦略では2000万円を元手に、3445万4170円の実現損、-782万2123円の評価損で、合計損益+2663万2047円となっています。
金田:2000万円かぁ。私にはまだまだ遠いなあ……。
鈴:2000万円でトラリピワイドレンジ戦略を運用できれば、平均して月1%、20万円ほどを生み出すことができるので、ぜひコツコツと資金を増やしてワイドレンジ戦略を作っていってください。
金田:ハイっ、頑張ります!
トラリピ先生:鈴さんの設定でポイントとなるのは、「ハーフ&ハーフ戦略」ですね。
金田:え、ハーフ&ハーフ戦略ってどういうものですか?
トラリピ先生:それでは、鈴さんに代わって私が説明しますね。基本的に投資は、「買い」の場合は安く買って高く売る、「売り」の場合は高く売って安く買い戻すことで儲かりますよね。
大事なのは、買いのときにはできるだけ高い価格帯では買わず、売りのときはできるだけ安い価格帯では売らないこと。そこで、予想したトラリピのレンジ内で、上半分に売りトラリピを、下半分に買いトラリピを仕掛けることで、「レンジ内の高値で買わず、安値で売らない」のがハーフ&ハーフ戦略です。
ハーフ&ハーフ戦略は高値で買わない、安値で売らないというだけでなく、
● 同じレンジ幅のまま
● 同じトラップ値幅のまま
● 同じ本数のまま
なのに、トラリピに必要な資金を抑えることができるので、資金効率が高まるというメリットもあります。ここでは詳細は省きますが、『トラリピ運用の教科書 入門編』でじっくり解説しているのでご覧くださいね。
金田:ハーフ&ハーフ戦略にはどのようなリスクがあるんですか?
トラリピ先生:ハーフ&ハーフ戦略には「レンジの上下双方に損失リスクがある」というデメリットがあります。まずは損失リスクについて比較してみましょう。
買いトラリピの場合は下がったとき、つまりレンジの下方に損失リスクが存在します。売りトラリピの場合は上がったとき、つまりレンジの上方に損失リスクが存在しますよね。
通常の取引であれば下か上か一方ですが、ハーフ&ハーフの場合は、レンジの上下双方に損失リスクが存在します。レンジからレートが外れるリスクに、一層の注意が必要となります。
金田:鈴さんは、トラリピはどんな人に向いていると思いますか?
鈴:トラリピは、2倍や10倍になるような株に投資して一気に資産を増やすような投資ではなく、コツコツと小さい利益を積み上げていく投資法。いわば「年金」のようなものです。ですから、不労所得を作って会社を辞めたいような人に向いていると思っています。
例えば、2000万円あっても、それだけで会社を辞めるのは難しいと思います。でも、2000万円をもとに毎月20万円の不労所得があれば、会社を辞めることも選択肢に入ってくるようになりますよね。どっちも資産2000万円なんですが、トラリピならそれが可能になるということです。
金田:その考え方、いいですね! 私だったら完全に仕事を辞めるんじゃなくて、会社を辞めずに働き方をセーブしたり、今の仕事がいやだったら辞めて、収入が減ってもいいからストレスや負担の少ない違う仕事をするというのもアリかなぁ。
鈴:そうですね。トラリピ運用で20万円の利益を得て、その他に月5万~10万円くらい稼ぐ仕事をしている人は実際多いですよ。トラリピはこういう考えの人が使うといいと思いますね。
金田:鈴さんはセミリタイアを実現して、今どのような生活をされているんですか?
鈴:年金生活者みたいな生活をしています(笑)。午前中はビジネス関係のことをやっていて、トラリピの運用設定を分析したり取材を受けたり、ブログ書いたり。午後は本を読んだり、運動したり。最近、ゴルフの練習も始めました。結局なにかしら作業をしたり運動をしたりしたほうが、生活が引き締まりますからね。これも、トラリピで不労所得を受け取れるようになったおかげです。
金田:私も鈴さん目指してトラリピを始めてみようっと!
プロフィール
鈴
1986年生まれ。IT関連企業で働きつつ、トラリピを利用したFXで着実に収益をあげる。2018年、32歳で念願のセミリタイアを実現。
ブログ:不労所得でセミリタイアを目指す30代のブログ(https://semiritaiafx.com/)
ツイッター:@semiritaia_suzu(https://twitter.com/semiritaia_suzu)
<提供/マネースクエア>
◆相場の上下を予想するのは難しい
◆リピートイフダンのトラップ(ワナ)を複数仕掛ける
【トラリピのメリットのまとめ】
メリット① 相場の「上がる」「下がる」を予想しなくていい
メリット② FXに時間を取られない
メリット③ 相場の乱高下に強い
◆32歳にトラリピでセミリタイアを実現!
◆ハーフ&ハーフ戦略とは?
◆ハーフ&ハーフ戦略のデメリット
◆トラリピなら人生の選択肢が増える
『トラリピ運用の教科書 入門編』 資産運用のイロハが自然に身につく |
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