「動植物検疫所」に愛犬を連れていく…
いよいよステップ6「渡航準備」である。ここでは渡航前10日以内の健康診断書が必要なので、かかりつけの獣医に行って診断書を書いてもらう。筆者はここでも獣医に仲介をお願いして健康診断を受診、その後、台北の松山港内にある「動植物検疫所」に同行してもらった。
台北松山空港内にある動植物検疫所
動植物検疫所での検査後、輸出国で受理された書類を日本の動物検疫にメール。書類の内容に不備がないか確認してもらう。
日本の動物検疫所から書類の確認が取れたら、
最終ステップ7「渡航」が待っている。現在、台湾と日本間を就航している便にペットを客席に持ち込める航空会社はない。そのため客席のあるキャビンには愛犬を連れていくことができず、受諾手荷物として貨物室で輸送される。貨物室では客席と同様に空調が効いているようだが、環境としては全く同じとは言えない飛行機が多いよう。
実は今回、航空会社を決めるにあたり、全ての台湾〜日本航路でペットの輸送が可能な航空会社に電話とメールをし、「どのような状態で輸送されるのか?」「貨物室の空調について教えて欲しい」など輸送時に関する質問をしていた。中華系の航空会社もきちんと対応はしてくれたが、「WEBサイトに書いてありますけど……」という返答を何度かされてしまった。
もちろんすでにWEBサイトは何度となく読み、その上での心配を解消したい質問であった。だが相手にとってはウザい客には違いなかったのであろう。しかしペットの死亡例も多数報告されている飛行機での輸送。我が子同然の愛犬に少しでも安心できる環境をという親心を汲み取ってほしかった。
一方JAL、ANAといった日系エアラインの対応は感動レベルの素晴らしさ。質問に対して1つひとつ丁寧に返答し、わからない質問に関しては専門の部署まで連絡して答えを聞いてくれた。そんな経緯もあり、筆者は日本の航空会社であるJALを利用することに。
京都府出身。大学卒業後、保険外交員として就職したが、編集プロダクションに転職・独立を果たした。コスメや美容が大好きで、YouTubeを参考に自分で比較してみるのが最近の楽しみ。またファッションにも興味があり、Instagramなどを参考にして研究中。いつか自分のブランドを作りたいという夢がある
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