更新日:2023年12月22日 21:18
カーライフ

“汚れた愛車”を「一撃でキレイにする方法」とは。カーマニアの間で話題

車が負ったダメージはどのように対応するべきか

 春の黄砂や花粉・夏の紫外線・秋の台風シーズンに冬は積雪と、車は1年中過酷な状況に置かれています。車庫や屋根付き駐車場に保管していればダメージは少ないのですが、それでもダメージは蓄積されていくものです。  過去記事でも書いたように、目に見えてダメージが判るのがヘッドライト。最近の車種はポリカーボネート製のヘッドライトということもあり、紫外線等で黄ばみやすく、チューニングパーツではわざわざガラス製のヘッドライトを採用しているショップも存在しています。  ヘッドライトは車検に関係するので各社からさまざまな黄ばみ除去グッズが販売されているのですが、割と大きく見落とされがちなのが、無塗装樹脂バンパーです。
車

樹脂パーツをバンパーやホイールアーチなど、いろいろな部分に採用している

 SUVでは無塗装樹脂バンパーが積極的に使われており、この無塗装樹脂の表面が劣化により白ボケしたような現象が起きるとSUV乗りからさまざまな方面で悲鳴が上がっています。

ホームセンターで買える「ケミカル溶剤」がおすすめ

 とはいえ、実際には無塗装樹脂バンパーはSUVだけに採用されているわけではなく、軽トラや営業車、スポーツカーなどあらゆる車種で採用されており、車だけでなくスクーターでも採用されるほど。そんな無塗装樹脂製品のキズや黄ばみの対処方法として、ケミカル溶剤が登場しています。  バイク界隈では樹脂パーツの白ボケを治す方法として、バーナーで火炙りにしたり、ヒートガンで熱による表面の「白ボケ除去を行う」という方法があります。ただし、素人ではバーナーで溶かしすぎてしまったり、ムラができてしまったりするといった失敗報告も……。  一方で手軽なケミカル溶剤はというと、ケイ素系化合物の溶剤が多く、樹脂を洗浄して乾かしたら塗り込むだけ。ホームセンターなどでも購入できるということもあり、愛用している人も多くいます。
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熱による白ボケ除去は最悪発火する恐れも…
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テクニカルライター。三才ブックスのマニア誌『ラジオライフ』にてガジェットや分解記事を執筆。買ったら使用前に分解するのがライフワーク

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