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黄ばんだクルマのヘッドライトは素人作業でどこまでキレイにできるのか?

 クルマのヘッドライトが黄ばんでいたり、白くくすんでいたりしているのを見たことはありませんか?  長年外光に晒されたヘッドライトは、紫外線のせいで高確率で黄ばんでしまいます。原因は、ヘッドライトのレンズ部分の素材に、ポリカーボネートが使われているからなのです。

新品に交換してから5年ほど経過したヘッドライト。青空駐車なので劣化が激しい

 車種によってはガラス製のレンズが採用されていることもありますが、ポリカーボネートは強度・難燃性・透明度・加工性・重量とあらゆる面でガラスより優れているので、最近の自動車やバイクでは積極的に採用されています。  ただ、あらゆる面で万能に見えるポリカーボネートヘッドライトですが、前述した紫外線による黄ばみだけは、どうしても避けて通れない宿命なのです。

見た目だけの問題ですまないヘッドライトの黄ばみ

 メーカー側も、当然この現象は把握しているので、事前にコーティングが施されているのですが、それでもコーティングの劣化や黄ばみは避けて通れず、特に青空駐車場など外光を受けやすい環境では症状の進行が顕著に。劣化が進行すると、黄変や白化など夜間に常用できないレベルでヘッドライトが劣化していきます。  こうなってしまうと、2年毎に行われる車検で当然光量不足で落ちてしまうため、最悪ヘッドライト一式を交換することになります。そうなると、車検代も高額に……。  そんな劣化したヘッドライトも、最近では手軽に復元できるマル秘キット「ヘッドライトスチーマー」がamazon等ネットショップで格安で入手できるようになってきました。

amazonでは、さまざまな種類のヘッドライトスチーマーが売られている

 以前は、専用キットゆえに自動車修理工場など業者のみに卸していた商品だったのですが、2018年末ごろからネット通販でも広がり始め、2019年中ごろには1万円ほどで流通し始めました。現在ではさらに値下がりし。最安値では5000円ほどです。  前置きが長くなりましたが、今回は、この次世代ヘッドライト復元キットを使い、黄ばんでしまったヘッドライトをキレイに復元してみようと思います。

素人作業で黄ばんだヘッドライトはどこまでキレイになる?

 amazonで購入した「ヘッドライトスチーマー」はスターターキットになっており、ヘッドライトリフレッシュに使う最低限の物がすべて揃っています。

このキットだけで、数十台の施工ができる量が入っている

 手順はとてもシンプルで、ヘッドライトを耐水ペーパーでひたすら磨き、脱脂した後に専用容器で熱した溶剤の蒸気を当てるだけと、誰でも簡単にできそうです。  実際に、筆者が光量不足で夜間走行が厳しいクルマをリフレッシュしてみた結果が以下の画像です。

左右のヘッドライトを見比べると違いは一目瞭然。とてもキレイになっているのがよくわかる

 コーティング剥がれや黄ばみにより光量が足りず、常時ハイビームで走ったほうがマシだったレベルのヘッドライトが、見違えるように明るくなり、ヘッドライトのカットオフライン(ロービームの上方の光をカットする境界線)も、しっかりと見えるようになり夜間でも問題なく走行できる状態へ復活しました。  これなら車検も問題なく通りそうです。  最後に、ちょっとしたアドバイスですが、リフレッシュ工程で筆者が特に注意したのはペーパー掛けです。この工程をしっかり行うことで最終的な仕上がりに差がでるようです。

寧にマスキングし、濁った水が出なくなるまで、ひたすら磨くべし!

「今までのヘッドライトクリーニングでは満足できない!」と言うカーオーナーは、ぜひ一度試してみてはいかがでしょう?テクニカルライター。三才ブックスのマニア誌『ラジオライフ』にてガジェットや分解記事を執筆。買ったら使用前に分解するのがライフワーク
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