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元セクシー女優が「“ホスト狂い”になってしまう女性に共通する特徴」を語る

ホストにハマってしまう理由

たかなし亜妖さん ホストクラブは支払う金額で客としての立場が決まるシンプルな仕組みなので、「自分は他人と違う」と思いたければ大金を用意することである程度はチヤホヤしてもらえる。金額の高低差が他人との差別化と表現してもいい。  誰かに認められて心を満たしたい気持ちが根底にあると、ネオン街が織りなす不思議なマジックが心地良く感じるのだろう。ようは少し心に隙間があって非現実的な世界を好む体質だと、煌びやかな空間がより一層魅力的に思えるということだ。

ホスト狂いはなぜやめられない? その理由は“気軽さ”

「大金が必要なホスト通いを気軽と表現するなんておかしいだろ!」とツッコまれそうだが、金額的な部分にフォーカスしているのではない。  お金さえ払えばいつでも会いに行けて、個人的な連絡を取り合えてしまう点を“気軽”と表現したいのだ。これはキャバクラやスナックなど、男性が夜遊びに行くお店に関しても同じことが言えよう。  セクシー女優のDVD発売イベント、アイドルやバンドのライブ、推し俳優の握手会などは定められた日にしか開催されない。設けられた時間もそう長くはないため、限られた中で周囲の目もありながら参加することとなる。  対して飲み屋はどうだろうか。お店の休業日や営業時間、他のお客さんの存在はあれど、上記のイベント系に比べれば用意された日数は多く、楽しめる時間も長い。  おまけにLINEや電話など個人間のやりとりをしていると、来店のハードルが一気に低くなる。行けば行くほどハードルは下がり、気軽さが増していくことから、店の扉を開く抵抗感もいずれは消え失せる。その頃にはすっかり金銭感覚も狂い、気づくと生活の一部に“ホスト通い”が刷り込まれているだろう。こうしてホスト狂いは完成していくのだ。  夜のお店に従事するキャストは、お金さえ用意できれば「いつでも会えるアイドル」のようなもの。余談になるが、先ほど説明した追っかけ系女子はすでに“通う行為”に慣れているため、特にハマりやすい傾向にあるとか、ないとか……。
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ホスト狂いとなった女性の悲しい末路
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元セクシー女優のフリーライター。2016年に女優デビュー後、2018年半ばに引退。ソーシャルゲームのシナリオライターを経て、フリーランスへと独立。WEBコラムから作品レビュー、同人作品やセクシービデオの脚本などあらゆる方面で活躍中。
Twitter:@takanashiaaya

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