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安楽亭が焼肉食べ放題チェーンで“一人負け”のワケ。客単価で「1000円以上の差」が

対策を打ち出せるかが焦点に

 あみやき亭の最大の特徴が、セントラルキッチンを導入していること。焼肉チェーンでは珍しい取り組みです。  厨房のスペースが狭くなるために収容人数が上がり、調理に必要なスタッフを削減できます。あみやき亭は早い段階でセントラルキッチン化を進めており、店舗オペレーションやメニュー開発を、その仕組みに合わせて最適化していました。顧客に安く提供できる体制を整えていたのです。  安楽亭は店内調理が基本。コロナ禍で外食環境が激変しても、店舗運営の効率化を図る対策が見えてきません。今後は付加価値の高い商品を開発するか、経営の効率化を推進するか、その2つを同時に進めるか。いずれかの選択を迫られることとなるでしょう。 <TEXT/中小企業コンサルタント 不破聡>
フリーライター。大企業から中小企業まで幅広く経営支援を行った経験を活かし、経済や金融に関連する記事を執筆中。得意領域は外食、ホテル、映画・ゲームなどエンターテインメント業界
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