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1000円が1万円に。投資のプロが教える「10倍株」3つの条件と“オススメ5銘柄”

③:オーナー企業であること

オーナー オーナー企業であることも中小型成長株の重要な条件になる。  オーナー企業の最大の強みは、会長や社長が経営権を握っていることで、企業としての意思決定が迅速にできるため、経営環境の変化に対応しやすい。オーナー企業としての目安は、会長や社長、その家族、家族の資産管理会社などが大株主の3位までに入っているか、これに近い企業と考えてよいだろう。 『会社四季報 2022年4集 秋号』で、これら3つの条件を満たしている銘柄は、たとえば、不動産クラウドファンディングを展開するクリアル(2998)、賃貸用不動産の仲介、管理業務を効率化するソフトを提供する日本情報クリエイト(4054)(本企業のみ今期増収率16.6%、来期増収率〔予想〕37.5%)、人流データを解析したリアル行動データを活用するunerry(5034)、法律事務所の紹介・相談サイトを複数展開するアシロ(7378)、看護師やリハビリ職による訪問看護サービスに特化したRecovery International(9214)などが挙げられる。 <TEXT/渡部清ニ(複眼経済塾 代表取締役塾長)> ※株式投資はご自分の判断と責任に基づいておこなってください。
複眼経済塾 代表取締役塾長。1967年生まれ。1990年筑波大学第三学群基礎工学類変換工学卒業後、野村證券に入社。個人投資家向け資産コンサルティングに10年、機関投資家向け日本株セールスに12年たずさわる。野村證券在籍時より、『会社四季報』を1ページ目から最後のページまで読む「四季報読破」 を開始。20年以上継続中で、2022年秋号の『会社四季報』をもって、計100冊を完全読破。2013年野村證券退社。2014年四季リサーチを設立し、代表取締役就任。2016年複眼経済観測所を設立、2018年複眼 経済塾に社名変更。テレビ・ラジオなどの投資番組に出演多数。『インベスターZ』の作者、三田紀房氏の公式サイトでは「世界一『四季報』を愛する男」と紹介された。著書に、『会社四季報の達人が教える 誰も知らない超優良企業』(SB新書)、『会社四季報の達人が教える10倍株・100倍株の探し方』(東洋経済新報社)、『日経新聞マジ読み投資術』(総合法令出版)などがある。
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