お金

中古外車オーナーが苦心する「愛車のメンテナンス」。その一部始終

「ハズレグルマ」だと手放す前に

テスト結果 車

テスト結果がきちんとした数値で出力される(抜けたガスとオイル量も出力されるが、筆者が紙をなくしてしまった)

 私の経験では、アクセル踏む⇒違和感という症状が出るクルマは、生産後10年ぐらい経過した場合が多く、それなりの確率で、そのような状態のクルマに当たることがあります。  中古車を購入してそういった症状が気になったら、「ハズレグルマ」と思い、すぐに手放したくなることでしょうが、ACS751によるエアコンガス交換をしてみてからのほうが良いと思います。  調べてみると、エアコンガスは毎年微量が漏れるのが普通。生産から10年も経つとエアコンガスが既定値でないのは当たり前だといえます。そして、そういった状態のエアコンコンプレッサーが、「気持ち悪い状態」を生み出している可能性は低くないといえるわけです。  ACS751の施工料金は、基本料が8000円から15000円程度。それに補充したガス代であるため、総額1万円~2万円ぐらいでサービスを受けることができます。生産年が10年経過したクルマにお乗りの方には、とてもおすすめな整備だといえます。  以上のように、「壊れていない」けれども「気持ち悪い」という部分は、その自動車のオーナーからすると、頭が痛い部分。整備士としても、診断しづらい部分であるため、整備が難しいわけですが、特にエアコンコンプレッサーのガス交換といった軽い整備で治る場合もあるわけです。  逆にいえば、そういった軽い箇所が「大きな気持ち悪さ」を生み出しているため、原因の特定が難しいわけですが、こういった情報の共有等を自動車愛好家同士ですることによって、多くの方が、より楽しいカーライフを過ごせるかと思います。 <文/斉藤由貴生>
1986年生まれ。日本初の腕時計投資家として、「腕時計投資新聞」で執筆。母方の祖父はチャコット創業者、父は医者という裕福な家庭に生まれるが幼少期に両親が離婚。中学1年生の頃より、企業のホームページ作成業務を個人で請負い収入を得る。それを元手に高級腕時計を購入。その頃、買った値段より高く売る腕時計投資を考案し、時計の売買で資金を増やしていく。高校卒業後は就職、5年間の社会人経験を経てから筑波大学情報学群情報メディア創成学類に入学。お金を使わず贅沢する「ドケチ快適」のプロ。腕時計は買った値段より高く売却、ロールスロイスは実質10万円で購入。著書に『腕時計投資のすすめ』(イカロス出版)と『もう新品は買うな!』がある

もう新品は買うな!もう新品は買うな!

もう大量消費、大量生産で無駄遣いをするのはやめよう

1
2
3
おすすめ記事
ハッシュタグ