恋愛・結婚

「“理想の女性”はあきらめている」のに、それでも結婚できない男性に実は共通する4つの原因

 こんにちは、恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラーの堺屋大地です。  筆者はLINE公式サービスにて、年間約1500件のペースでチャット恋愛相談を受けています。また知人経由で対面の相談を受けることも多く、性別・年齢問わずさまざまな方の恋のお悩みをうかがってきました。
運命の赤い糸

※写真はイメージです。以下同

 さて、100%理想どおりの女性と結婚できるのが婚活におけるベストではありますが、さすがにそんな夢ばかり見ていると、いつまで経っても結婚できないことは多くの人が気づいています。ですので婚活中の方々は、条件の設定を下げたり条件の数を絞ったりして、“前向きな妥協”をしている人が多いはず。  しかし、条件を下げているはずなのに、一向に結婚できないという人も少なくありません。そこで今回は、「理想はあきらめて妥協してる」のに、それでも結婚できない婚活男性に共通する4つの原因を紹介していきます。

①自身の市場価値を客観視できておらず、妥協が追い付いていないから

 オブラートに包むと説明がわかりにくくなるため、誤解をおそれずに端的に説明しますと、婚活市場にはランクが存在しています。ここでは仮に、1軍から10軍までの10ランクがあると仮定しましょう。  主にルックス、収入、肩書、性格などでどのランクに属するかが決まりますが、カップリングが成立するのは同じランクの男女がもっとも多いです。1ランク差ぐらいであれば結婚に至るケースは少なくありませんが、2ランク差の男女が結婚するケースはほとんどありません。  そして、ここからが本題ですが、例えば自分を2軍だと考えている男性の婚活対象は、高望みして1軍女子、妥当なのが2軍女子、妥協して3軍女子となります。  しかし、実は自分で2軍だと思い込んでいるだけで、その男性の本当の市場価値が4軍だったとしたらどうでしょうか……?  妥協して3軍女子も対象にしているつもりでも、それでも実際には高望みしてしまっているということになるわけです。これはわかりやすく示すために挙げた極端な例ではありますが、自分を過大評価してしまっており、妥協しているつもりでも妥協が追い付いていないという事例は意外と多いのです。

②自分のことは棚に上げて、短所を改善しようとする気持ちが薄いから

 妥協して自分よりもランクの低い女子を婚活対象に入れた場合、無自覚のうちに「妥協してやってる」という傲慢な考えが根付いている場合があります。2軍男子が妥協して3軍女子とデートしていたとしたら、無意識のうちに上から目線の態度を取ってしまうといったことは少なくありません。  そういった上から目線があると、当然ですが謙虚な気持ちは失われますし、相手のために自分の短所を直そうといった改善努力もしなくなるもの。  一例ですが、時間にルーズなところを相手の女性は嫌がっているのに、「2軍の俺が妥協して3軍女子とデートしてやってるんだから」という考えが芽生えしまっており、何度も何度も遅刻する。こういったことを繰り返していては、さすがに愛想を尽かされてしまい、いくら2軍男子でも3軍女子にフラれてしまうというケースが起こりうるわけです。  ちなみに、「そんなひどい考え方はしないよ」と思う方も多いでしょうが、この問題が根深いのは“本人は無自覚”という部分にあることをお忘れなく。
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恋愛をロジカルに分析する恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラー。現在は『現代ビジネス』、『文春オンライン』、『smartFLASH』などにコラムを寄稿。LINE公式サービス『トークCARE』では、カウンセラーとして年間で約1500件の相談を受けている。X(旧Twitter):@SakaiyaDaichi

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