女子大生を15年間続けた35歳レースクイーンが、絶対に卒業したかった理由。「お金持ちと結婚して専業主婦」になるはずが
昼のバラエティ番組『ぽかぽか』(フジテレビ)内の「ちっとも役に立たないふわふわ特技さん」というコーナーで3週連続チャンピオンに輝いた「さくらこ」が話題だ。彼女の特技は、『アウト×デラックス』(フジテレビ)や『月曜から夜ふかし』(日本テレビ)などのバラエティ番組でも取り上げられている。
そんな風変わりな特技を持つさくらこだが、15年間女子大生をしていたことでも注目を集めている。文系から理系に転向、たびかさなる留年などを経て、彼女は2022年3月に、その大学生活に終止符を打ち(ついに大学を卒業)、今年3月、薬学生10年目にして「薬剤師」の国家資格を取得した。
特技だけでなく、その生き様まで個性的すぎるさくらこ、現在35歳。つまるところ彼女は、これまでの人生の半分近くを女子大生として過ごしてきたわけだが、今回はその経緯や彼女独自のポリシーについてじっくりと聞いてみた。
さくらこ:中学生の時に、自分は頭が悪いなと気づいたので、何かを努力するような無謀なことは諦めました。その代わりに目標にしたのが、お金持ちと結婚して、専業主婦になることでした。高校生の頃は始末書を3枚書いていて、成績は下から4番目。エスカレーター式の付属大学には進学できなかったので、空白の1年があったのですが、ある日、赤文字系の雑誌に「一番モテる大学はフェリス女学院大学」と書いてあるのを見つけて、その大学に通うことを決めました。
――大学に入ったらモテましたか?
さくらこ:合コンもパーティーもお見合いもしたけど結婚できなかったので、そのまま大学院に行きました。
――大学院で良い人はみつかりましたか?
さくらこ:当時やっと勉強が楽しいなと思えてきて、日本語教員副専攻や秘書検定をとったりしていて、それと同時に彼氏もできました!
――おめでとうございます! その後はどうなりましたか?
さくらこ:25歳になって、自分よりも若い子には勝てなくなってきたから、職を得ようと考えたんです。私の周りで流行っている“嫁入り道具”的な発想なんですけど、ウケの良い職をと思い、当初はアナウンサーやモデル、看護師を目指そうと思いました。それで、そこからさらに現実的に考えた結果、モデルではなくレースクイーンに、看護師ではなく薬剤師になろうと思い、大学院卒業後はレースクイーンをしながら6年制の薬科大学に行くことにしました。
「都道府県パズルを口だけで当てる」のが得意だというさくらこ。彼女は目隠し状態で、口の中に入れられた都道府県パズルの都道府県を当てることができるのだ。
なぜそのような珍妙な特技を身につけたのか聞いてみると、「子どもの頃、親が厳しくて漫画やゲームを買ってもらえず、ずっと都道府県パズルで遊んでいたから」だという。
人生の半分近くを「女子大生」として過ごす
お金持ちと結婚して専業主婦になるのが目標だった
2社10事業を経営する現役モデル。大河ドラマやオペラ出演など、表舞台で活躍しつつ、イベントや舞台を100企画主催、グラビア作品を100本プロデュースする。辰巳出版『実話ローレンス』、講談社『with online』など、男性向けから女性向けまで幅広く記事を執筆する。Twitter:@MaiaUmetani、Instagram:@maiaumetani
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